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09月09日-05号

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  1. 奥州市議会 2019-09-09
    09月09日-05号


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    最終取得日: 2021-08-09
    令和 1年  9月 定例会(第3回)      令和元年第3回奥州市議会定例会会議録(第5号)議事日程第5号                  令和元年9月9日(月)午前10時開議第1 一般質問第2 議案第1号 奥州市会計年度任用職員の給与等に関する条例の制定について第3 議案第2号 奥州市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定について第4 議案第3号 奥州市森林環境譲与税基金条例の制定について第5 議案第4号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について第6 議案第5号 成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について第7 議案第6号 奥州市下水道事業に地方公営企業法の規定の全部を適用することに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について第8 議案第7号 子ども・子育て支援法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について第9 議案第8号 奥州市印鑑条例の一部改正について第10 議案第9号 奥州市手数料条例の一部改正について第11 議案第10号 奥州市立幼稚園条例等の一部改正について第12 議案第11号 ヒロノ福祉パーク交流施設条例の一部改正について第13 議案第12号 奥州市水道事業給水条例の一部改正について第14 議案第13号 奥州市医師養成奨学資金貸付条例の一部改正について第15 議案第14号 令和元年度奥州市一般会計補正予算(第4号)第16 議案第15号 令和元年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)第17 議案第16号 令和元年度奥州市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)第18 議案第17号 令和元年度奥州市介護保険特別会計補正予算(第3号)第19 議案第18号 令和元年度奥州市下水道事業特別会計補正予算(第1号)第20 議案第19号 令和元年度奥州市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)第21 議案第20号 令和元年度奥州市浄化槽事業特別会計補正予算(第1号)第22 議案第21号 令和元年度奥州市米里財産区特別会計補正予算(第1号)第23 議案第22号 令和元年度奥州市水道事業会計補正予算(第1号)第24 議案第23号 令和元年度奥州市病院事業会計補正予算(第1号)第25 議案第24号 平成30年度奥州市一般会計歳入歳出決算認定について第26 議案第25号 平成30年度奥州市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について第27 議案第26号 平成30年度奥州市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について第28 議案第27号 平成30年度奥州市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について第29 議案第28号 平成30年度奥州市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について第30 議案第29号 平成30年度奥州市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について第31 議案第30号 平成30年度奥州市浄化槽事業特別会計歳入歳出決算認定について第32 議案第31号 平成30年度奥州市バス事業特別会計歳入歳出決算認定について第33 議案第32号 平成30年度奥州市米里財産区特別会計歳入歳出決算認定について第34 議案第33号 平成30年度奥州市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について第35 議案第34号 平成30年度奥州市病院事業会計決算認定について第36 議案第35号 平成30年度奥州市国民宿舎等事業会計決算認定について-----------------------------------本日の会議に付した事件第1 一般質問第2 議案第1号 奥州市会計年度任用職員の給与等に関する条例の制定について第3 議案第2号 奥州市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定について第4 議案第3号 奥州市森林環境譲与税基金条例の制定について第5 議案第4号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について第6 議案第5号 成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について第7 議案第6号 奥州市下水道事業に地方公営企業法の規定の全部を適用することに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について第8 議案第7号 子ども・子育て支援法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について第9 議案第8号 奥州市印鑑条例の一部改正について第10 議案第9号 奥州市手数料条例の一部改正について第11 議案第10号 奥州市立幼稚園条例等の一部改正について第12 議案第11号 ヒロノ福祉パーク交流施設条例の一部改正について第13 議案第12号 奥州市水道事業給水条例の一部改正について第14 議案第13号 奥州市医師養成奨学資金貸付条例の一部改正について第15 議案第14号 令和元年度奥州市一般会計補正予算(第4号)第16 議案第15号 令和元年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)第17 議案第16号 令和元年度奥州市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)第18 議案第17号 令和元年度奥州市介護保険特別会計補正予算(第3号)第19 議案第18号 令和元年度奥州市下水道事業特別会計補正予算(第1号)第20 議案第19号 令和元年度奥州市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)第21 議案第20号 令和元年度奥州市浄化槽事業特別会計補正予算(第1号)第22 議案第21号 令和元年度奥州市米里財産区特別会計補正予算(第1号)第23 議案第22号 令和元年度奥州市水道事業会計補正予算(第1号)第24 議案第23号 令和元年度奥州市病院事業会計補正予算(第1号)第25 議案第24号 平成30年度奥州市一般会計歳入歳出決算認定について第26 議案第25号 平成30年度奥州市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について第27 議案第26号 平成30年度奥州市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について第28 議案第27号 平成30年度奥州市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について第29 議案第28号 平成30年度奥州市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について第30 議案第29号 平成30年度奥州市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算認定について第31 議案第30号 平成30年度奥州市浄化槽事業特別会計歳入歳出決算認定について第32 議案第31号 平成30年度奥州市バス事業特別会計歳入歳出決算認定について第33 議案第32号 平成30年度奥州市米里財産区特別会計歳入歳出決算認定について第34 議案第33号 平成30年度奥州市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について第35 議案第34号 平成30年度奥州市病院事業会計決算認定について第36 議案第35号 平成30年度奥州市国民宿舎等事業会計決算認定について-----------------------------------出席議員(26名)      議長  小野寺隆夫君      1番  小野 優君      2番  及川春樹君      3番  千葉和彦君      4番  高橋 晋君      5番  小野寺 満君      6番  高橋 浩君      7番  千葉康弘君      8番  瀬川貞清君      11番  千葉 敦君      12番  廣野富男君      13番  及川 佐君      14番  菅原圭子君      15番  菅原由和君      16番  飯坂一也君      17番  高橋政一君      18番  加藤 清君      19番  阿部加代子君      20番  中西秀俊君      22番  菅原 明君      23番  小野寺 重君      24番  藤田慶則君      25番  今野裕文君      26番  渡辺 忠君      27番  及川善男君      28番  佐藤郁夫君-----------------------------------欠席議員(0名)-----------------------------------説明のための出席者    市長                   小沢昌記君    副市長                  及川新太君    監査委員                 千田 永君    教育長                  田面木茂樹君    農業委員会会長              阿部恒久君    病院事業管理者              岩村正明君    総務企画部長兼行政経営室長        新田伸幸君    ILC推進室長兼元気戦略室長       菊地 厚君    財務部長兼競馬対策室長          及川 健君    協働まちづくり部長            千田布美夫君    市民環境部長               及川敏幸君    商工観光部長               千葉典弘君    農林部長兼食農連携推進室長        千葉 昌君    健康福祉部長兼地域包括ケア推進室長    家子 剛君    地域医療推進室長             佐賀俊憲君    都市整備部長               千葉裕幸君    上下水道部長               及川 健君    医療局経営管理部長医師確保推進室長兼新市立病院建設準備室長                         朝日田倫明君    教育委員会事務局教育部長         千田良和君    政策企画課長兼政策企画課人口プロジェクト推進室長                         高野 聡君    総務課長兼総務課情報政策室長選挙管理委員会事務局長                         浦川 彰君    行政経営室主幹              村上幸男君    財政課長                 羽藤和文君    財産運用課長               高橋 功君    地域づくり推進課長兼地域支援室長     千葉訓裕君    市民課長兼総合相談室長          高橋善行君    商業観光課長兼ロケ推進室長        及川和徳君    農地林務課長兼農村保全推進室長      菊地健也君    福祉課長                 高橋清治君    長寿社会課長               佐々木紳了君    健康増進課長               菅野克己君    維持管理課長               千葉政喜君    都市計画課長               古山英範君    経営課長兼下水道法適化準備室長      高橋寿幸君    水道課長                 齊藤 理君    下水道課長                渡辺恭志君    医療局経営管理課長            佐々木靖郎君    学校教育課長               朝倉啓二君    学校教育課主幹兼子ども・子育て支援推進室長                         千葉達也君-----------------------------------事務局職員出席者    事務局長                 瀬川達雄君    事務局次長                桂田正勝君    議事調査係長               千田憲彰君-----------------------------------議事     午前10時 開議 ○議長(小野寺隆夫君) 出席議員は定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、議事日程第5号をもって進めます。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第1、一般質問を行います。 通告順により質問を許します。 4番高橋晋議員。     〔4番高橋晋君質問席へ移動〕 ◆4番(高橋晋君) おはようございます。 当局の皆様におかれましては、選挙事務、遅くまでお疲れさまでした。 それでは、通告をしております持続可能な開発目標(SDGs)について、地域のお祭りについての2件についてご質問いたします。 1つ目、「誰一人取り残さない」を理念とするSDGsへの対応について伺います。 きょうも、私の背広の襟に17色の虹色のバッジをつけさせていただいております。最近、つけている方がふえていますので、ごらんになった方もいらっしゃるのではないかと思います。これがSDGsのマークです。では、SDGsって何だということですが、資料を用意しましたので、タブレットに配信してもらいたいと思います。ご覧いただければ幸いです。 外務省のウエブサイトによりますと、2001年に策定されたミレニアム開発目標、MDGsの後継として、2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発のための2030アジェンダ、行動計画に記載されました2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール、169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っています。SDGsは、発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル、普遍的なものであり、日本としても積極的に取り組んでいますとあります。 具体的に例を挙げますと、14番、海の豊かさを守るというゴールの下に、海洋汚染を阻止、削減するというターゲットがあります。最近ニュースになっている、海の中で砕けたプラスチックが小さな破片となり、それを魚や海鳥たちが餌と間違えて食べてしまうという話です。プラスチックのリサイクルが進んでいる日本と違い、世界のリサイクル率は1割ほどで、大部分は燃やす、土に埋める、そのまま捨てられたりしているということです。 我々にできることは、ふだんからプラスチックごみをなるべく出さないようにマイバッグやマイボトルを持ち歩く、ペットボトルはリサイクルに出す、企業も容器をプラスチックストローから紙製のストローを開発するなど努力をしています。最近、近隣の市町村でも取組みが始められているという声も聞こえる昨今ですが、そこで、質問いたします。 1つ目、SDGsをどのように認識されているのか。 2つ目、SDGsを積極的に取り組んでいくことへの見解は。 3つ目、将来を担う子供や若者に対してSDGsの啓発と、学校教育にSDGsを取り組むことについてどうお考えか、市長と教育長にお伺いして、登壇しての1つ目の質問といたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。     〔市長小沢昌記君登壇〕 ◎市長(小沢昌記君) 高橋晋議員のご質問にお答えをいたします。 初めに、Sustainable Development Goalsに対する認識、その頭文字で、Sustainable、継続可能、継続という意味です。Development、開発、そしてGoalは目標、目標は1つでなく、今回は17ということでありますので、目標群ということで、sがついているということでございます。SDGsと呼ばれておるものでございます。 2015年9月に国連サミットで採択されたものであり、持続可能な開発のための2030年の行動計画にて掲載された2016年から30年までの約15年間、国際社会における共通目標として設定されたものであります。 その内容が、持続可能な世界を実現するための17のゴールと169のターゲット、具体的目標から構成されており、地球上の誰一人として取り残さないことを普遍的目標として掲げておられるものであります。 17のゴールは、それぞれ複数の具体目標であるターゲットが掲げられており、具体例を申し上げますと、「全ての人に健康と福祉を」というゴールの下には、「2030年までに世界の妊産婦の死亡率を出生10万人当たり70人未満に削減する」や「全ての国々において、たばこの規制に関する世界保健機関枠組み条約の実施を適宜強化する」といったターゲットが掲げられております。 持続可能性を重視するSDGsは、国家レベルの取組みだけではなく、民間企業による取組みも前提としており、企業にはこれまでのように単にボランティアや収益の一部を寄附する取組みだけではなく、事業を行い、収益を上げることが同時に社会や地球環境の改善につながるようなビジネスモデルが求められるなど、民間レベルにおいてもSDGsの考え方は着実に普及してきているものと認識をしております。 また、行政サイドにおいては、2016年5月に内閣府に内閣総理大臣を本部長とするSDGs推進本部が設置され、省庁横断的な取組みが行われているほか、2018年から地方創生分野における日本のSDGsのモデル構築に向け、優れた取組みを提案する自治体をSDGs未来都市として選定する試みがスタートしており、2018年度においては横浜市や鎌倉市を初めとする29自治体が、2019年度においてはさいたま市や岩手県では陸前高田市を初めとする30自治体が、それぞれ選定されております。 さらに、岩手県においても、今次のいわて県民計画の中で、計画の理念として掲げる「幸福を守り育てる」考え方とSDGsが掲げる「誰一人として取り残さない」という普遍的目標が相通じる考え方であるとして、SDGsが掲げるゴールと県民計画に示されている10の政策分野との連携性について言及しているところであります。 こうした動向も踏まえ、SDGsに関しては、今後、さらに官民の垣根を超えたさまざまな主体による取組みが広がっていくものと認識しております。 次に、2点目のSDGsの積極的な取組みについての見解であります。市といたしましても、SDGsが掲げる目標や理念については賛同するものであります。今回ご質問をいただき、改めてSDGsのゴールやターゲットを確認いたしますと、実に幅広い内容が盛り込まれておりますが、市が既に取り組んでいる施策の多くがこの中に包括されており、世界的な目標と本市の目指す方向は合致しているのではないかと認識を新たにしたところであります。 今後、SDGs未来都市を初めとする先導的な事例を参考としつつ、本市の施策推進に照らし、効果的なアプローチとしてどのようなものがあるか検討してまいりたいと考えております。 次に、3点目の将来を担う子供や若者に対する啓発についてであります。政府が2017年に策定をした持続可能な開発目標実施指針においても、SDGsの目標年である2030年とその先を担う子供たちに、学校教育を初め、家庭、職場、地域などのあらゆる場においてSDGsの学習機会を提供することを推奨しています。 SDGsについては、最近、新聞、テレビなどで取り上げられる機会が増えておりますが、一般的な認知度は決して高いとは言えないと感じております。市といたしましては、SDGsが掲げる理念や考え方は既に市のさまざまな計画や取組みの根底に含まれていると認識しておりますので、この点を踏まえながら、市民により身近でわかりやすいSDGsの理念や目標を紹介し、理解していただくよう取り組んでまいりたいと、このように考えているところでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 田面木教育長。     〔教育長田面木茂樹君登壇〕 ◎教育長(田面木茂樹君) 高橋晋議員の1件目のご質問のうち、学校教育においてSDGsに取り組むことについてお答えします。 平成28年12月に発表された中央教育審議会学習指導要領の改善及び必要な方策等についての答申において、持続可能な開発のための教育は、次期学習指導要領改訂の全体における基盤となる理念であると述べられております。 この答申に基づき、平成29年3月に告示された学習指導要領には、「持続可能な社会の創り手の育成」が掲げられており、各教科においても関連する内容が盛り込まれております。したがって、学習指導要領に基づく日本の教育そのものが、SDGsの理念が基盤となっていると捉えております。 具体的には、例えば、心身の健康、男女の平等、環境の保全、平和、他国の尊重などは、特別の教科道徳や特別活動などを中心に学習を進めています。 また、特別支援教育においては、障がいの有無に関係なく、全ての生徒一人一人に合った指導を行うインクルーシブ教育の考え方が広がっており、全ての教職員が特別支援教育の目的や意義を理解し、個に応じたさまざまな手だてを検討しながら指導に当たる教育を目指しています。 さらに、帰国児童・生徒や外国人児童・生徒に対する日本語の習得のための支援も行われています。 このように、学習指導要領においては、SDGsという言葉を直接用いておりませんが、誰一人取り残さないというSDGsの理念や質の高い教育の実現という目標に通じる内容が規定されております。 奥州市の教育の目標は、「『生きる力』を育む学校教育の充実~『一人ひとりが輝く』教育の推進~」であります。これは、まさにSDGsの理念と一致するものと考えております。奥州市の教育の目標の達成に向け、今後も学校を支援してまいりたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 高橋晋議員。 ◆4番(高橋晋君) ありがとうございました。 それでは、再質問いたします。 近年、私の周りでのSDGsの動きを紹介したいと思います。 私も、実は春先までSDGsのことは知りませんでした。SDGsを知るきっかけになったのは、私の所属しておりました青年会議所の活動でした。公益社団法人江刺青年会議所は、毎年開催しておりますOne Loveフェスタを6月29日、歴史公園えさし藤原の郷を会場に開催をしました。同時開催として、岩手ブロック大会、青年会議所の会員の県大会でございます。ブロック大会のテーマがまさにSDGsでした。チラシにはカラフルな色と1から17の数字のマークが印刷され、何とあの吉本興業の漫才師、ジョイマンがSDGsをネタにして漫才をしています。後で知ったのですが、吉本興業は2017年からSDGsを取り組み、活動が評価され、ジャパンSDGsのアワードで特別賞を受賞しています。 もう一つ、先日、岩手銀行の頭取とお会いする機会がありまして、頭取の家にも私と同じSDGsのバッジがあり、伺うと、岩手銀行でも取り組み始めて、全支店の支店長もバッジをつけているとのことでした。さらには、きのう知事が決まりましたが、達増拓也さんのマニフェストにも掲載されていましたことから、県も取り組むものと考えます。 このように、身近なところでどんどん考え方が普及しています。そこで、市としても奥州市総合計画の中でSDGsとの適合性の検証や、後期基本計画の策定の際にSDGsの具体目標を導入するお考えはないのか、また、実施計画など各種指標、SDGsの具体目標との比較等の検討はできないか伺います。 ○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) ご質問の部分でありますけれども、登壇して述べましたように、私どもが設定している総合計画にも、ほとんどがそうだと言っても過言でありません。 改めてご質問がありましたので、17の目標項目というものを見ましたけれども、何らそれを反対するものがなく、それに進んでいくということであります。特に、目標の17番、パートナーシップで目標達成というのは、まさに協働のまちづくりを進めようという以外の何物でもないということでありますし、子供たちに教育をちゃんと与えたい。あるいは、水を大切に守れるような環境をつくろうと、これは下水道・水道の普及・整備ということになっているわけでございまして、ジェンダーフリー、これは男女共同参画といわれるような部分で、これの部分のところ、改めてこことつながっていますよというふうな検証の仕方は幾らでもできるのではないかというふうに思っているわけでございまして。何も、国連の部分で決めたことだと言えば、それもつながっているということであるわけでありますけれども、言えば、このごろは余り聞かなくなった言葉ですけれども、グローバルとローカルを合わせたグローカルという言葉がありますけれども、ローカルでものを考えながらグローバルにつながるというふうなことを、再確認をするというふうな意味では、幾らでも検証ができるのではないかというふうに思っております。 我々の目標イコールそれがSDGsの目標の一助あるいは一部につながっているというふうな考え方は決して無理のある発想ではないと思いますので、そのような方向で、できるところから丁寧に進めていきたいと。 言えば、すっかり検証してみなければならなかったんですけれども、MDGsの部分のところで、なぜうまくいかなかったのかと。これは、2001年にミレニアムということで、世紀の中で発展をさせていくためのゴールということでMDなんですよね。Millennium Development Goals。今は、Sustainableということで継続可能だけれども、なぜ変わらなければならなかったかというふうな部分なども、足元に立ちながら考えていかなければならないこともたくさんあるとは思いますけれども、特に、協働ということで、一人も、要するに、相手を認識し敬うところから協働という精神が生まれていくわけであります。 その意味では、誰かを残すではなく、みんなで、一人も取り残すことなくみんなで一緒に奥州市を発展させていこうという部分の理念は、まさに合致するものだというふうに思っておりますので、具体的に、ローカルでグローバルな部分というのがどういうふうな考え方ができるのかというふうな整理を、今後できる範囲でしていかなければならないというふうに思うところでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 新田総務企画部長。 ◎総務企画部長兼行政経営室長(新田伸幸君) 今の市長の答弁につけ加えさせていただきますと、このSDGsには大きく17のゴールの下に169の具体目標が設定されているところでございまして、当市でも実施計画を進めるに当たって、事業に即した成果指標というのを設定させていただいているんですけれども、なかなかこの成果指標の設定に苦労しているところでございます。 今回、SDGsの具体目標とそれに対する指標について、今後、当市の取組みと関連しそうなものが、参考例として多くあると思いますので、そういったものも十分取り込んでいきたいというふうに考えています。 ○議長(小野寺隆夫君) 高橋晋議員。 ◆4番(高橋晋君) それでは、再質問したいと思います。 先月、長い盆休みがありましたけれども、一般質問の内容を検討しておったんですが、18日の胆江日日新聞のほうに、胆沢図書館の企画展でSDGsを取り上げているという記事を拝見しまして、早速伺いました。突然の訪問でしたけれども、担当の司書さんが詳しく、きっかけや思いを話してくれました。図書館の蔵書に1から17のマークのシールを張って、本の内容がSDGsのどのゴールの内容かを示しています。これだと子供さんでもすぐわかり、SDGsへの導入としてはすばらしい取組みだと感心いたしました。たくさんの本に張ってありましたから、大変なご苦労だったことと思います。敬意を払いたいと思います。皆さんにも見ていただきたかったのですが、きのうまでの期間でしたので、ぜひ、ほかの図書館でも取り組んでいただきたい企画だと思います。 やっぱり、今、市長からもお話ありましたけれども、合致する部分は多々あると思いますけれども、図書館の取組みのようにわかりやすくするという部分も大切ではないかなというふうに思いますけれども、所見を、教育委員会とあわせてお聞かせいただければと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 高野政策企画課長。 ◎政策企画課長兼政策企画課人口プロジェクト推進室長(高野聡君) 胆沢図書館におきますSDGsの企画展につきましては、私も拝見をさせていただいたところでございます。 1月に、この図書館の2周年記念イベントということで最初の取組みをされたということですが、今回、さらに資料を充実させて、改めて規模を大きくした企画展として取り上げて、できることから始めようということを合言葉に、みんなでSDGsについて知り、考え、行動する機会としたというものでございます。 具体の内容は、議員さんが、今、おっしゃったとおりでございますけれども、いずれ、SDGsの取組みにつきましては、企業でありますとか、それから市民、行政など、さまざまな主体、SDGsではステークスホルダーという言い方をしていますけれども、これが共通の目標を持って取り組むことに意味があるものでありまして、その主体の一つでもあります市民にとって身近な図書館からこういった取組みをするというのは、非常にわかりやすかったのではないかなというふうに思います。 今回は、一図書館の企画展ということでの取組みでございましたけれども、これを市としてどのようにこういったものの普及にかかわっていけばいいかという総体的なことにもかかわるのかなというふうに思います。そういったものを総体的に検討いたしまして、その上で、図書館全体を通した取組みがいいのかどうか、今後検討させていただきたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 朝倉学校教育課長。 ◎学校教育課長(朝倉啓二君) まずもって、胆沢図書館の取組みにつきましては、児童・生徒を含めまして市民が、本に親しみながらSDGsの理念や目標も意識することができるという非常にすばらしい取組みであるというふうに考えてはおります。 それではあと、私のほうからは、小・中学校の学校図書館での取組みを想定してご答弁申し上げたいと思います。 それぞれの学校の図書館におきましては、図書館担当の教員や学校司書、それからボランティアの皆さん、そして児童・生徒の図書委員会等の企画によりまして、さまざまな企画展示をすることがございます。内容は、学校あるいは時期によりさまざまでございますが、例えば、季節や行事に関するもの、それから教科書に掲載されている物語等の著者のほかの作品に関すること、それからテレビや新聞等で話題となっていることなどなどについて企画をし、かかわる本の展示をしたりというようなことが行われてございます。 このような企画展示の中でSDGsをその言葉とともに取り上げることは可能かなというふうには考えてございます。 今後も、図書館教育におきまして、環境保全、和、他国の尊重、国際協力などのSDGsの理念に通じる内容を随時取り上げるなど、それぞれの学校の状況に応じた取組みが行われるよう、学校に働きかけてまいりたいと考えております。 以上でございます。
    ○議長(小野寺隆夫君) 高橋晋議員。 ◆4番(高橋晋君) ありがとうございます。 行政だけのものではなくて、企業それから我々一個人としても取り組まなければならない内容なんでございますけれども、企業としても、例えばリコージャパンさんなどは、名刺にもちろんSDGsのマークが入っておりましたし、それから、現在は行政や企業にSDGsを紹介する活動までされているということでした。また、昨今、株などの投資家ですけれども、企業を判断する上で、財務諸表のみならずSDGsに取り組んでいるかを重要視する投資家まで出ているということのようです。 これらを踏まえて、奥州市でも、まずは職員や市民、企業を対象とした研修会を開催していただくなど、まずは知ってもらう活動をしていただければいいのかなというふうに思います。また、市のホームページにもNPO活動交流センター主催のSDGsのセミナーの案内が紹介されております。私も行ってみたいのですが、議会中なので伺うことができませんが、ぜひ職員を派遣していただければと思っております。 先ほども市長からお話しいただきましたが、最後にもう一度、市長のほうから所見をお伺いして、1つ目の質問を終わりにしたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 昨今の異常気象が多発するような状況において、いかに環境を守っていかなければならないかということが改めて感じられる状況であるということを思うときには、誰かがではなく、みんなでやっていかなければならないという意識、これを醸成していくことは極めて重要だと思う観点からも、できることから、多くの人たちにご理解いただけるような活動といえばいいんでしょうか、説明といえばいいんでしょうか、そういうふうなものについて検討して、できるところから実施、実践してまいりたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 高橋晋議員。 ◆4番(高橋晋君) それでは、2つ目の質問に移ります。 地域に住む者一人一人の誇りとしての今後のお祭り運営についてお尋ねいたします。 奥州市内には数多くのお祭りが存在しています。数は把握できませんが、桜まつり、七夕まつり、よさこい祭り、蔵まち市、鉄器まつり、産業まつり、農業祭、蘇民祭、それから神社の例大祭など、そして、日高火防祭、江刺甚句まつりなど、歴史と伝統を地域の皆さんが守り、継続してきております。そして、全てのお祭りにはきちんと意味があり、開催されています。 しかし、回を重ねると、本来の趣旨が失われたり、ジェネレーションギャップがあったり、地域に新しい住民が増え、お祭りに関心が持てなかったり、当時なかった娯楽が新しくできたり、それから、学校の対外試合が組み込まれたりと、さまざまな要因で、地域のお祭りに対する考え方も変わってしまっているのが事実です。 また、少子化がお祭りに与える影響は大きいものがあると思います。近年では、お祭りの山車を出せなかったり、地域外の方の協力を願ったり、山車を引っ張ってもらうのにアルバイトを雇ったりと、運営する側の努力ははかり知れません。さらには、お祭りを支えるために大切な役割を果たしてきた地域の商店の体力が細ってきていることなども大きな要因です。 このように、各地のお祭りを取り巻く状況は苦しいものがあります。そこで、市長に伺います。 1つ目に、市が実行委員会組織に加わっているお祭りを今後どう捉えていくのか。 2つ目に、少子化時代のお祭りの運営について。 3つ目、お祭りを協働としてどう考えるかを伺って、登壇しての質問といたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。     〔市長小沢昌記君登壇〕 ◎市長(小沢昌記君) 高橋晋議員の2件目のご質問にお答えをいたします。 現在、市が事務局などとして実行委員会にかかわっている市内のお祭りには、水沢地域の日高火防祭、江刺地域の江刺甚句まつり、前沢地域の前沢春まつり、胆沢地域の全日本農はだてのつどい、衣川地域の奥州ころもがわ祭りのほか、各地域の夏祭りにも市が大きくかかわってお祭りを運営しているところでございます。 それぞれのお祭りがそれぞれの地域の伝統、文化、愛着などによって関係する皆様によって運営されているものであり、市といたしましては、主体的な立場ではなく、そのお祭りを支援する立場でお祭りの継続に力を尽くしていきたいというふうに考えております。 一方、各地区のお祭りを運営するに当たっては、さまざまな課題が顕著となっております。日高火防祭では、屋台の老朽化対策や登場者の確保対策、運営組織体制の高齢化、財源確保などの課題があります。また、江刺甚句まつりでは、日高火防祭と同様の課題に加え、参加する年祝連の人手、人員不足などもあり、このような課題は各地でも共通しているところであると認識をしております。 このような状況を踏まえ、日高火防祭では、昨年度にあり方検討会を設置するとともに、江刺甚句まつりにおいても、50周年に向けた検討委員会を設置する予定とのことで、そうした検討委員会の中で、今後を見据えたお祭りの運営についても、話し合いをしていくことが重要であると考えております。 各地域のお祭りを今後とも継続的に運営していくためには、行政の力ばかりではなく、地域の力や関係機関などの力も結集していかなければならないところであり、まさに協働の力で運営していく必要があると捉えているところでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 高橋晋議員。 ◆4番(高橋晋君) 江刺甚句まつりを例に再質問いたします。 江刺甚句まつりの主役である42歳年祝連は、42歳になるまでに2年間、総合案内、縁日市の運営を経験し、本番では江刺甚句の踊りとおはやしを江刺甚句まつり保存会の命を受けた1年先輩から習い、そして本番、そして本番が終わりますと、翌年、1年後輩にまた踊りとおはやしを伝承するという、4年間もかかわることになります。 少子化の影響により、同級生の数は団塊の世代の人数の3分の1にまでなってしまいました。ここ数年、総合案内を担う40歳連に集まる人数が減り、足りない人数をさらに1年年下の39歳に依頼し、存在するはずがない39歳連というのがあった年もあるというふうに聞いております。この総合案内は、お祭りのポスター張り、のぼり立て、お祭り広場内のごみの収集、分別、交通整理、駐車場係、42歳連の山車の押し方、それから41歳連の縁日への研修など、全てが自分たちの意思でやるものでなく、全て依頼に基づいて行う作業です。 これらのほとんどは、本来、実行委員会組織としてやるべきことが40歳連のボランティアで行われていますが、40歳連は42歳連の本番に向けた組織づくりの年でなければならないはずです。このことをどのように認識されているのか、お尋ねいたしたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 及川商業観光課長。 ◎商業観光課長兼ロケ推進室長(及川和徳君) 江刺の甚句まつりの40歳連から42歳連までということで、特に40歳連の総合案内とか、これについてのご質問をいただきました。 私個人ももちろん、私も経験しているところでございますけれども、40歳あるいは41歳がお祭りの下支えをして、それで42歳本番の人たちを守り立てるというような流れで、長年お祭りは続けられてきたというふうに認識をしているところでございます。 お祭りの成立過程といたしまして、想像も含む部分がありますけれども、確かなところは私も承知はしておりませんけれども、そもそものお祭りができる際の実行委員組織を担う中核となったのが現在のやり方の、42歳、41歳、40歳の人たちが実行委員会の中核になったものではないかなというふうには思っているところです。 現在も、実行委員長が市長ということで進めさせていただいてはおりますけれども、それぞれの交通であったり、演出であったり、そういった部会単位で、それぞれ町内会であるとか、あるいは会議所の方とかにもご協力をいただいて、それぞれの部門で運営がされているということで承知をしております。 実行委員会がお祭り運営全体を担うと、それはそのとおりでございまして、現在もそういう形になっておりますけれども、ただ、本来的には、例えば、交通の整理であるとか、あるいは駐車場、そういったものを業者に委託をするというような形でも、当然それは進められるだろうなということはありますけれども、例えば、40歳連で依頼を受けて行う部分、これを全部外注にして、じゃ、業者に頼みましょうと、それでお祭りを運営しましょうというのも、やはりそれはちょっと違和感があるところなのかなというふうに思っているところでございます。 今年度からですか、一部、交通整理の部分、それを警備の部分を委託するというようなこともございましたけれども、40歳連が人が少なくなってきて大変な部分を、それを実行委員会の長である市長の組織で、市の職員がある程度かわって担ってくるという、それで、市の職員の対応がやはり難しくなってきたと。例えば、運転手の方が足りないとか、そういったような部分も出てきましたので、それで専門の業者に委託せざるを得ないというような部分が出てきたのは事実かと思っております。 今後、さらに状況は厳しくなるということが確実でございますので、また、新たな形で運営をしていかなければならないと。ただ、お祭りの根幹部分は、当然これは変えるわけにはいかないということになりますので、その運営の方法であるとか、あるいはそれぞれの年祝連、それから町内会のかかわり方、そしてあと地域の方々、それのかかわり方を、もう少しご指摘あったような、いわゆる協働の部分をみんなで考えていかなければならないなというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 高橋晋議員。 ◆4番(高橋晋君) ありがとうございます。 先ほど、厄年連の観点からお話ししましたが、今度は、町内屋台の観点からも質問してみたいと思います。 私のもとに、江刺甚句まつりの4つの町内屋台のおはやしを担当している方々が、連名で江刺甚句まつり実行委員会宛てに提出した、活気を取り戻すための提言書のコピーがあります。 内容を要約しますと、本来、昭和45年の第1回江刺春まつり以来、町内屋台と厄年連が協調しながら開催してきた岩谷堂秋葉まつりの秋葉神社のお祭りが、昭和49年に大変な苦労の末、第1回をスタートさせ、現在、第46回を数える江刺甚句まつりとなりました。長年の歴史の中で、江刺甚句という踊りが中心となったために、各町内にも江刺甚句のおはやしの演奏を求められ、それぞれの町内屋台特有のおはやしを演奏する機会が少なくなり、個性を活かせなくなるとともに、魅力が薄れ、出演する子供たちも少なくなり、自分たちのおはやしに誇りを持ちにくくなる状況にあるので、各町内の個性をもっと出せるようなお祭りにしてほしいというふうな内容でございます。 市としても、認識はしていただいているようで、日高火防祭では、あり方検討会、それから江刺甚句まつりでは、50周年に向けた検討委員会を開催するとの答弁でございましたけれども、聞くところによりますと、総合支所のグループ制の関係で、お祭りに直接かかわっている職員は2名、かつて総合支所に商工観光部があった時代はその3倍ぐらいの人数がお祭りにかかわって、お祭り当日まで支え合ったと聞きました。 実行委員会の事務局としての職員に負担がかかっているのではないかと心配しております。今まで述べました問題を現在の人数で抱えきれるのかも心配です。疑問です。本町の商工会議所は、どのようにサポートしていただいているのでしょうか。 さらに言いますと、日高火防祭の事務局体制は、この10年ほど同じ職員の数で行われているのにもかかわらず、他地域、江刺、胆沢、前沢などの総合支所は縮小され、担当する職員の負荷が増大されているのではありませんか。そのような本庁以外の事務局体制では、今後のための話し合いを進めようとしても困難ではないかと思われますが、そこら辺、どのようにお考えか、ご質問いたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 及川商業観光課長。 ◎商業観光課長兼ロケ推進室長(及川和徳君) 本庁とそれから各支所の職員数についてのご質問いただきました。 議員ご指摘のとおり、日高火防祭、それだけを専門にやっているということではございませんが、担当する商業観光課の職員自体は今年度1名減ったところはありますけれども、その部分については人数的には変わっていないということでございます。 従来、例えば、合併前に比べれば支所の担当職員が減っていると、これは確かにそのとおりで、ただ、本庁も同様に職員数は全体としては減っているということになります。それと、支所の職員を減らすというようなことの場合には、当然、その業務が本庁に引き上げするというのが前提となっているものでございます。その部分を整理して、あるいは今回我々のところで言いますと、直営施設であったものが、直営施設のときは市で担当していたけれども、指定管理になったところで本庁に事務を移管するといったようなことが行われております。そのような形で、本庁に業務を集中化して効率化をするということで、結果的に支所の人数が減ってきたというようなことでご理解をいただきたいと思います。 そして、グループ制ということが本年度から始まりまして、従来の課・係体制とは人の担当する業務の考え方が違ってきております。ですので、グループで正担当ということ云々は、人数は少ないと思いますけれども、それはグループ内での業務の調整をして、その繁閑の調整ですね、これを、忙しいときはみんなでそれに当たるというような体制で業務が進められているというふうに承知をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 高橋晋議員。 ◆4番(高橋晋君) 今のご答弁のように、皆さんで協力していただければ本当にありがたいと思います。 今回、質問するに当たりまして、さまざまなお祭りにかかわる人からお話を伺いました。お祭りの歴史を知らなければならないと思いまして、お祭りの成り立ちに詳しい方からさまざま教えていただきました。江刺の菊田一夫記念館の隣にはおまつり伝承館があり、そこには岩谷堂の前田町にある稲荷神社の春祭りである大山祭りの模型があります。このお祭りは、旧暦の3月9日に行われ、明治30年代から大正時代まで行われたお祭りです。模型では実感できませんが、本来、高さは15メートル、車輪はなくて300人の担ぎ手が雇われて運びました。想像を絶する規模です。このお祭りは、たび重なる大火から岩谷堂の町を守る目的で行われた火防祭で、行われなくなった理由は、大正時代に電気が通り、電線が張りめぐらされたからでございます。 しかし、なぜ岩谷堂にここまでのお祭りが存在したかとさらに聞きました。そうしますと、この時代のお祭りは、大山をつくる職人、担ぎ手、そしてその経費を出す大店がいたからだということでした。担ぎ手300人が練習からお祭りまで1週間拘束されたそうです。何とこの大山は、各町内を合計すると11台ありましたので、担ぎ手だけで延べ2万3,100人かかわったことになります。現在の価値で計算すると、担ぎ手の分だけで2億円になります。本当に信じられないお祭りだったというのが想像できます。識者いわく、現在のお祭りが大変なのは、お金を出す人もお祭りを運営する人も同じ人だからなと、つくづく発言されました。 お祭りは、時代時代で今でも進化してきていますから、現在の形がベストだということはないと思います。今こそ、市民一人一人の誇りを大切にしたお祭り運営には協働しかないと思います。ですから、市が主体的な立場でなく支援する立場であることは十分に理解できるところでありますが、地域にとってなくすことができないお祭りを、費用負担も含めて市民でつくり上げていく今後の道筋をつけていくための支援を市にお願いしたいと思いますが、市長の見解をお聞きして、質問を終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) いずれの時代の変化において、さまざまなものも状態も変わっていくということであります。人が少なくなる、あるいは高齢化が進むというような部分の中で、どうあればいいのかというふうな部分は、誰かがどこかで上手にやるではなく、みんなで考え、できることを継続的にしていくという方法、まさに、さきのSDGsとやや似ているようなところもあるのかなというふうに思うところであります。 このままではなく時代に合った形の中で、守るべきもの、そして変えるべきものなどを十分に検討しながら、より多くの皆さんが、このお祭りがあることによって、この地域を愛し、そして、さらにその地域を守るためにお祭りを上げるというようないい循環が整えられるよう、さらに努力し検討してまいりたいと、このように考えます。 ◆4番(高橋晋君) 終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) ここで午前11時5分まで休憩いたします。     午前10時48分 休憩-----------------------------------     午前11時5分 再開 ○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。 日程第2、議案第1号、奥州市会計年度任用職員の給与等に関する条例の制定についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 13番及川佐議員。 ◆13番(及川佐君) お聞きしますが、今回の会計年度任用職員の給与等に関する条例の制定なんですけれども、なかなかわかりにくくて、条例だけを出されてもなかなかどう考えていいのかわからないので、幾つかちょっと説明をお伺いしますが、まず、フルタイムとパートタイムの格差がかなりもっとはっきりするんじゃないかという不安がありますが、臨時職員のパートタイムに関しては、従来どおりの処遇を前提とするのかどうかということが一点。 それから、臨時職員、この方たちは、正職員といいますか、こういうところに移行させるという何かそういう考え方というのはあるんでしょうか。 この2点についてお伺いします。 ○議長(小野寺隆夫君) 浦川総務課長。 ◎総務課長兼総務課情報政策室長選挙管理委員会事務局長(浦川彰君) 2点ご質問をいただきました。 1点目のパートタイムについて、従来の処遇、今の処遇を変えるかという部分については、恐らくは、今の非常勤特別職の職員をどのようにしていくかというような質問だと思いますけれども、基本的にこの辺の設定については、これから制度設計を考えるということでございます。 それから、臨時については正職に移行するかというような話でございましたが、基本的には今の臨時職員は全て会計年度任用職員へ移行するような流れを、今、考えておりますので、そういった正職員ということではないということをご理解いただければと思います。 それから、今回の条例でございますが、少しわかりづらいということでございました。条例で言いたいのは、大きくは3つでございます。1つは、ボーナスを2.6月分会計年度任用職員にも出すということ、それから、会計年度任用職員についても、一般職と同じ給料表の月額を使うことをベースにするということ、それから、あとは休暇とそれから手当の詳細については、規則のほうでこれから決めていくということを条例でうたっているという内容のものですので、ご理解をいただければと思います。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 13番及川佐議員。 ◆13番(及川佐君) 会計年度職員の場合、フルタイムの期末とか退職金などが対象になるわけですけれども、これから、少なめのパートの場合は期末手当はなるけれども、退職金は対象にならないと、こういうふうに記載があるんですけれども、これは間違いないでしょうか。あるいは、意図的にこの辺はフルタイムを、パートをふやすということにならないのかという危惧があるんですが、いかがでしょうか。 ○議長(小野寺隆夫君) 浦川総務課長。 ◎総務課長兼総務課情報政策室長選挙管理委員会事務局長(浦川彰君) そもそものほうの趣旨でございますが、フルタイムとパートタイムの違いとして、先ほどお話しになった期末手当については、どちらについても出すというのが法の制度でございまして、奥州市もそれに従いたいというものでございます。それから、退職金につきましても、そもそもの制度ではフルタイムの職員で1年以上なりある程度の雇用期間がある方については、出していくのだけれども、そうじゃなければ今の雇用保険で対応するというのが国の方針でございまして、それに奥州市も準じるところでございます。 フルタイムにするか、パートタイムにするかにつきましては、それぞれ財政計画とあわせてこれから検討するということになっております。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 13番及川佐議員。 ◆13番(及川佐君) 私もよくわかっていないところが多いんですけれども、これについてもう少し具体的に説明は、これは通ってからの話なんでしょうか。あるいは、場合によっては組合との話し合いも必要だと思うんですが、今後の具体的なスケジュール、私もちょっと、今、資料なんかを見ると、要するに、継続性がなくなるという不安も大分あるらしいので、従来であれば、一定の空白期間つけ何年も雇用するということから、1年単位ですよね、会計年度で終わらせて公募するとか何か書いてありますよね。となると、全く継続性が保証されないようなところも見受けられるんですが、そういう理解でよろしいのか。 あわせて、今後の説明を議員もしくは皆さんに、職員なんかにどのようにするのか、これについてお伺いいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 浦川総務課長。 ◎総務課長兼総務課情報政策室長選挙管理委員会事務局長(浦川彰君) 今回は、先ほど申しましたように、大枠の部分で条例を定めさせていただいたという部分で、この条例に基づきまして、これから詳細を検討するということでございます。 日程的なスケジュールの話が出ましたが、遅くとも年内には詳細を決定する必要があるということで、その年内の決定に当たりましては、もちろん職員組合との話し合い、それから職員への説明会、それから議員の皆様方への説明もしくは協議等を踏まえながら決定をしてまいる所存でございます。 もう一つ、継続性の話がありましたが、今でも必要な職を置いているという認識がございますので、必要な分は必要なふうに設定をこれからもしていくという形になりますので、よく言う雇いどめということにはつながらないような形にはなるかと思いますが、いずれにしても予算の範囲内という大前提ございますので、ただ、今までにしても、予算の範囲内で必要な職を充ててきたという前提がございますので、これから急にそれがなくなるということは少し考えづらいのかなとは思っております。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 11番千葉敦議員。 ◆11番(千葉敦君) 11番千葉敦です。 今の答弁に関連するわけですけれども、雇いどめ等は考えていないような話をされますけれども、民間であれば、5年間続ければ正社員につながる道があるんですが、市職員の場合もそのようなことは考えられているのかどうか。 私は考えるべきだとは思いますけれども、このことをこの条例といいますか、会計年度の任用職員、この制度を定めるに当たって、やはりさらなる臨時職員が増大するんではないかなという不安がありますし、賃金格差、給料表は使うとは言いますけれども、毎年新しい、同じ仕事に対して1年ごとに違う人が入れば、前の人の給料表から上がるということはないと思いますので、必ずしも全体の賃金が上がるということもないと思いますので、一般職員との格差も広がるんではないかなと思いますが、その辺についてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(小野寺隆夫君) 浦川総務課長。 ◎総務課長兼総務課情報政策室長選挙管理委員会事務局長(浦川彰君) 大きく2点質問をいただいたと思っております。 1点目の民間では5年任用を続ければ正職員になるというような道があるなんていうことでございますが、残念ながら、法律的にも公務員はこれを除外するというような大前提がございますので、その上でできたこの新しい制度という形で認識をしております。ですので、制度の趣旨にのっとった運用をしていくということでございます。 それから、今の、もしかすると経費の関係で1年ごとに違う人を雇うのではないかと。法律の大前提は、毎年毎年、募集をかけていくということでございますけれども、今の例えば非常勤特別職の方々が持っている知識であるとか経験であるとかというのは、かなり市のほうでも大事に思っておりますので、そういった面では、財政の面ですぐに任用を変えて新しい人にするというのは考えづらいことでございまして、ただし、与えられた予算の範囲での雇用という形の大原則がございますので、そういった中では、いろんな工夫をしていかなければならないと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 11番千葉敦議員。 ◆11番(千葉敦君) それでは、そういう必要な職員といいますか、臨時職員ですけれども、であれば、2年、3年と続けて雇用するという、当初からそういう約束で雇われるのか、あくまでも1年ごとですよというのか。1年ごとであれば、やはり本当に雇用不安といいますか、本当に来年はどうなるんだろうという、そういう不安が先に走ってしまうんではないかなと思うんですが、1年ではなくやはり2年、3年と、ある期間をある程度決めて雇う可能性があるということは、最初からその臨時職員に契約といいますか、そういうのをやるのかどうか、その辺はどうでしょうか。 ○議長(小野寺隆夫君) 浦川総務課長。 ◎総務課長兼総務課情報政策室長選挙管理委員会事務局長(浦川彰君) 心情的には先ほど私が申したとおりなんでございますけれども、法的にはどうかというと、会計年度任用職員という名前にあるように、会計年度ごとにそれぞれ雇用期間を決めるというのが法の大原則でございますので、それに基づいた運用になるかと思われます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 11番千葉敦議員。 ◆11番(千葉敦君) この任用職員の範囲というのはどこまでなのかということですけれども、やはりどうしても、今、保育士や看護師等々の介護職員の不足が一番問題になるんですけれども、保育士等は臨時職員が確かに多いわけですけれども、毎年のように確実にやはり保育士を確保していくためには、この会計年度の任用職員ではなく、私は正職員で、特には保育士の場合、採用して、待機児童の対策にも、保育の充実にもすべきだと思うんですけれども、ちょっと例を挙げましたけれども、これについて、やはり保育士とか、そういった職については、正職員で増やすべきだと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(小野寺隆夫君) 浦川総務課長。 ◎総務課長兼総務課情報政策室長選挙管理委員会事務局長(浦川彰君) 大きくは2点の質問かなと思いますが、1点目の保育士、看護師等々、今の臨時職員の、まず扱いがどうなるのかという話でございますが、基本的には会計年度任用職員に移行するというのが一つ大前提でございます。 その上で、それでは、そういった非常勤の職員ではなくて正職が望ましいのではないかというご意見もいただいたと思っております。ただ、これについては、かねてから申していますとおり、財政状況であったり、それから必要な職とのバランスであったりということで、確かに不足分はございますけれども、それをどのようにして今ある財政の中で考えていくかについては、これからもなお検討の必要があると思っております。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 17番高橋政一議員。 ◆17番(高橋政一君) 17番高橋です。 私、よくわからないのでお聞きするわけなんですが、まず、当初考えていた会計年度任用職員の移行という部分については、幅があって、それがまだはっきりしていない部分があるのだというふうに捉えているんですが、当初、市としての費用見積もりが3億円で、その後、国準拠にする部分が7億円と、この違いがどこからどう出たのかということを一つお聞きします。 それから、会計年度任用職員の移行について、先ほど言われたように臨時的任用職員は全て、会計年度任用職員になりますが、非常勤特別職は一部が会計年度の任用職員になるという形での、この間の全協の説明がありましたが、フルタイムとパートタイムの違いという部分について、フルタイムとパートタイムでは大分待遇が違ってくるのではないかというふうに捉えるんですが、先ほどもちょっと説明がありましたけれども、少し詳しくその辺どうなのかというのをお聞きしたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 浦川総務課長。 ◎総務課長兼総務課情報政策室長選挙管理委員会事務局長(浦川彰君) 質問にお答えをさせていただきますが、まず最初の、当初3億円という話だったのが、今、事情を聞くと7億円になったという部分でございますが、当初というのは、多分、1月に全員協議会でお話をさせていただいたときは、今いる臨時職員、それから非常勤の職員にボーナスを出すとすると3億円分かかりますよという話をさせていただきました。それで、先日の全員協議会で説明をさせていただいたのは、そのボーナスのほかに、例えば一般職の給料表に当てはめることによって、このぐらい増えてきますよという部分で7億円という話をさせていただきました。 ですので、今の想定上は全部そのとおり丸々という形で考えると7億円の増が必要というのが出発点でございます。それを、さらに財政状況を加味しまして、どのような形でこれを財政的に許される範囲にしていくのかという協議をこれから重ねなくてはいけません。ということで、額の違いはそういうことでございました。 それから、フルタイムとパートタイムの話でございますが、今の実は非常勤、いわゆる非常勤職員といわれている方々は、週30時間の勤務がメーンでございます。ということは、新しい制度でいうとパートタイムがまず基本、普通にそのまま移行してもパートタイムだよというのが基本になるかと思います。それで、臨時職員は短時間の方もいらっしゃいますけれども、40時間勤務がメーンでございますので、そういった方々をどのようにして不利益にならないように、それから財政の許す範囲の中でどういう処遇ができるかという部分について、これから検討するということでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 17番高橋政一議員。 ◆17番(高橋政一君) 確認をしたいと思います。 そうすると、国準拠でいくと7億円になるんだけれども、市の財政としてどこまで許されるかというところの中で、どこまでを、例えばフルタイムの任用職員にするか、パートの任用職員にするかというふうなことを、今後考えていくということで捉えていいのかどうかということですし、それから、先ほど、40時間であればフルの臨時的任用職員になると思うんですが、それ以外の方々で、例えば4分の3条項、今、30時間というのがありましたけれども、4分の3であれば、いわゆる使用者としての保険等の負担についても、今、納めなければならないという事業主負担というのがあるんですが、それらも4分の3ということになれば、継続するというふうに捉えていいのかどうかということを聞きます。 ○議長(小野寺隆夫君) 浦川総務課長。 ◎総務課長兼総務課情報政策室長選挙管理委員会事務局長(浦川彰君) 2点のご質問をいただきました。 1点目の7億円の財政状況、これをどうするかということをこれから考えるのですねという点については、そのとおり、議員さんの認識のとおりでございます。 それから、2点目の、ちょっとここ説明が必要かもしれませんが、フルタイムだと公務員共済になって、パートタイムだと例えば社会保険の適用になるという部分があるのですけれども、これの大きい違いが実はあるかというと、余りその保険自体はありません。ですから、パートタイムの職員でもきちんと社会保険には入らせていただきますので、そういった切り捨てということはございませんし、ただ一点、少し違ってくるのが、退職金の扱いかと思います。 退職金については、フルタイムのそれから1年以上継続の方にしか適用になりませんよとあるのですけれども、じゃ、それ以外の方はというと、今と同じ雇用保険を掛けさせていただいて、例えば失業すれば失業保険の対応をするようになるとか、そういったことでは変わりありませんので、そこの認識をお願いしたいと思いますし、少し考えているのは、むしろ短期間でおやめになる方については、退職金のほうに移行してしまうと失業保険はもらえないという形も生じたりするので、少しケース・バイ・ケースで考える必要があるのかなとも思っております。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 27番及川善男議員。 ◆27番(及川善男君) ちょっと先ほどのご答弁で気になった点があるんですが、職員団体との関係、職員団体の説明がこの条例制定後やられるというお話ですが、この条例そのものは職員の身分と待遇にかかわる内容だというふうに思うんですが、それがなぜ職員団体との協議が後になっていいというふうに判断をされたのか、その点をお伺いします。 ○議長(小野寺隆夫君) 浦川総務課長。 ◎総務課長兼総務課情報政策室長選挙管理委員会事務局長(浦川彰君) すみません、少し言葉が足りなかったかもしれません。 これから規則で詳細を定めるものについては、もちろん職員組合との協議が必要なんですけれども、今回、この条例を出させていただくに当たって、2.6のボーナスを出しますよという点、それから、一般職の給料表を使いますよという法に合う部分については、職員団体から一定の理解は得たところでございます。そのほかに、さらに詳細を詰めるに当たって、再度また協議をしていくということでございました。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 今回の条例改正は、会計年度任用職員のことについて大まかなところの大枠を決めるという条例だと思いますけれども、市民の皆様の中で、やはり行政区長さんの取扱いをどうするのかというところが心配なところでございまして、これに適用されるのか、非常勤特別職としてどうあるべきなのかということの早く考え方を示さないと、要するに区長さんも不安ですし、地域住民も大変不安になっておりますので、その辺の考え方について、いつごろ示すのか、お伺いをしたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 浦川総務課長。 ◎総務課長兼総務課情報政策室長選挙管理委員会事務局長(浦川彰君) いずれその件についても年内にはお示しをしたいという形になるのですが、今考えておりますのは、行政区長さん方を会計年度任用職員に移行してしまうと、例えば勤務時間をきっちりと決めなきゃいけないとか、何曜日の何時から何時までだよというような時間を決めなきゃいけないという縛りがあったりするので、なかなか、行政区長さん、郵便物の配達だけじゃなくて地域の取りまとめ等もお願いしているというような職でございまして、どちらかというと、会計年度任用職員というよりは、市に有償で協力をしていただいている方という扱いで、新たな枠組みの想定ができないかなと、今、鋭意検討している最中でございます。 なるべく、その会計年度にはちょっとそぐわないというような趣旨はもちろん、ご本人たちもそう思っているようでございますし、あの法の趣旨からいっても、ただ、国のほうでは、行政区長は、もし非常勤の職員にするのであれば、会計年度任用職員だよというような言い方をされてはおりますので、そうじゃない方法を今、検討しておりますので、そういった状況を、あとはでき上がりましたら当然行政区長さん方にも相談をしながら、どういった形で進めていくかは検討してまいりたいと考えております。 ○議長(小野寺隆夫君) 28番佐藤郁夫議員。 ◆28番(佐藤郁夫君) 28番佐藤です。 数点お聞きしたいと思います。 全員協議会で十分というか、ある程度説明をいただきましたが、職員団体との中で、先ほど、27番議員の答弁の中で、ボーナスと給料表を使うよということで、一定程度、理解を得ているということだと思います。 これ、私は、今まで、いってみれば法の谷間に置かれていて、そして、臨時職員です、劣悪な、いってみれば環境に置かれてきた人を、その処遇改善がやっぱりこの法の趣旨だろうと、それで間違いないか、私はそういうふうな認識を一つは持ちました。それがまず第1点。 それで、第2点ですが、なかなかいろいろ議論されても、いわゆる細部が詰まらないと、これ、ちょっとわけがわからないというのが現実です、私自身も。したがって、ここで質問をいたしますが、年内に決めるということですが、事業内容の精査、把握、いわゆる臨時さんがやっている部分ですね、その事業内容の精査、把握はどの程度進んでいるかと。 それから、職員団体は当然ですが、当事者の説明とか、いわゆる該当者の説明ですね、それから、交渉になるかどうか、それから、協議の時間、これも必要だと思うんですが、その辺はどうなっているかということです。 それから、大きく言えば3つ目です。他市、それから県の条例化、これもう一度、確認をしたいと思います。他市も恐らく9月にはやると思うんですが、その状況をお聞きします。 それから、これは、最後、市長になるかと思うんですが、国も大変、このようにやりなさいと言って、財源の措置、これ、まだこの前の全協ではわからないという答弁でしたが、これ、市長、地方財政計画に盛り込んでもらわなければ、とてもじゃないが市町村は大変ですよ。交付税でやりますなんて言っても、本当に来たのかどうかわからないと。ですから、地方財政計画に盛り込んで、2月段階には出ますから、それをやっぱり市長会か何かできちんとしないと、国のいいようにだけやられるんじゃないかなと、私、懸念しますから、その辺のまず答弁をお願いいたします。 4点ぐらいになると思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 最後の部分のところでありますけれども、今のところで地財の部分に入れるとか、地財計画に反映するとか、あるいは交付税措置をするとかというふうなことは、一切、国のほうから言われていないということなので、そうなると、結果的に、今まで同じ人、同じように働いてもらうために経費が数億円増嵩するということですから、あり余るほど財政があればいいんですけれども、増嵩した費用というか予算は、結果的に今まで還元できていた市民サービスを薄くしてそちらに回すというふうな形しかとれないとすれば、これはまたおかしな話になってしまうということもございますので。 いずれ、今のご指摘の部分については私もそう思いますので、県の市長会等々を通じながら、我々も国の定めにのっとって、それは、処遇改善に力を尽くしたいと、そのためにやっぱり一定の財政的な応援をしていただきたいというふうな部分については、しっかりと声を上げていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 新田総務企画部長。 ◎総務企画部長兼行政経営室長(新田伸幸君) 3点のご質問のうち、1点目だけ私のほうから、あとは担当課長のほうから答弁をいたさせます。 そもそも今回の公務員制度の法改正の趣旨でございますけれども、臨時・非常勤、この職員の任用根拠でありますとか、身分の取扱いでありますとか、その運用が、各地方公共団体によってまちまちだということで、これを統一した基準に正そうというのが今回の法の趣旨でございますし、もう一つは、ご指摘のとおり、同様の業務に従事している常勤職員と比べて、非常勤あるいは臨時職員の処遇がいかがかというふうなところも今回の法改正の趣旨の、いわゆる官製ワーキングプア対策というふうな部分も根底にあろうかなと思います。 よって、ある程度の処遇改善をしなければならないというふうな認識は十分持ち合わせているんですけれども、あとは、先ほど、市長が答弁申し上げましたとおり、しっかり国でも地財計画の中に入れていただいて、財政的な支援措置をしていただくというふうなことがないと、非常に単純に地方公共団体の一般財源だけでそれを賄うということは、これは到底困難でございますので、そこの見合いというのは非常に私たちも気にしているところでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 浦川総務課長。 ◎総務課長兼総務課情報政策室長選挙管理委員会事務局長(浦川彰君) 残りの質問3点にお答えをしたいと思います。 1点目については、臨時職員の事業内容の精査、どうしているかという部分でございますが、これ、実は毎年なのでございますが、予算要求に合わせてそれぞれ各課で要求したものをそれぞれ聞き取りをして、事業内容を確認して、必要の有無を精査しているというのが状況でございます。今年度につきましては、少し早目の予算要求、始まっておりまして、既に各課では取組みを進めておるところでございまして、うちのほうに上がってき次第、その内容を精査するというような流れになっております。 それから、2点目の当事者への説明はということでございますが、当然、制度というか、原案ができましたならば、当事者に対しても説明会という形で集めさせていただいて説明をしたいと考えております。 それから、3点目の他市・県の条例化の状況ということでございますが、県はいち早く3月に条例化をして、それをもとに各市町村は検討を重ねてきたというところでございまして、各市町村で、例えば6月議会までに条例を制定したところは県内ではないと聞いております。それで、他市の状況でございますが、ほとんどがこの9月議会での条例化を目指しており、一部、3つか4つかになると思いますが、12月の提案も考えているというような情報を得ているという部分でございました。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 28番佐藤郁夫議員。 ◆28番(佐藤郁夫君) 認識については、一致したというのはおかしいですが、私はそこをやっぱりきちんと認識しておかないと、正直言って、臨時さんがいないともう業務が回らないようになっています、今、各市町村で、私はそこは認めざるを得ないだろうと。したがって、それを踏まえた上で、やっぱり劣悪な労働環境に置かれているということは否めないわけです。したがって、そのことをやっぱりきちんと置いておいたほうがいいと、私は思います。これはそういう意味です。 それから、そうなりますと、まず職員団体と十分に詰めていただきたいということです。これ、かなり、12月までといっても、もう数カ月しかありません。それから、予算措置はもう来年の1月になれば、市長査定始まるでしょうから、そのことですので、時間があるようで実はないと思いますので、十分そのことは職員団体と詰めていただきたいと。2つありますから、それは、労働組合のほうでもこれ、趣旨はそんなに反対しないと思いますので、要は、これからの細部のところだと思いますので、その辺を、そういう認識でやっていただきたいということで、答弁お願いします。 それから、市長、地財計画に盛り込むべき、これは知事会もだと思うんですが、正直言って、本当に大変ですよ、これ、3億円とか7億円とか。7億円が本来は筋だろうなと私は思いますが、そうすると、全然法律だけこうしなさいと言って、あとは金は自前でやりなさいみたいな話では困りますので、私は、ある程度何かは来ると思うんですが、ぜひ早急に取り組んでいただきたいと、地財計画にのるかのらないかはまた別として、そこは早急に取り組まなければならないと思いますので、その辺を再度質問をいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 今の件でございますけれども、先ほど答弁申し上げましたとおり、極めて重要な問題であるという認識を持っていることから、市長会等々の議題にしっかり上げて、よりよき方向に対応できるよう進めてまいりたいと、このように思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 新田総務企画部長。 ◎総務企画部長兼行政経営室長(新田伸幸君) 臨時職員の処遇改善につきましては、以前その費用の部分、今回、臨時的な費用ではなくて、これから経常的にかかる費用ということになっております。よって、その処遇改善を含めてどの程度まで奥州市として切り込むことができるか、今後、制度設計の過程にあって十分検討させていただきたいと思います。 それから、職員団体等は書記局の事前の協議も含めて、非常に密に事前協議をしてございます。いずれ、この条例がご議決いただきました後のその具体の部分についても、職員組合とよくスケジュールを調整しながら、早目に合意できるように努力してまいりたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第1号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第3、議案第2号、奥州市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の制定についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第2号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第4、議案第3号、奥州市森林環境譲与税基金条例の制定についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 まず、これ、基金をつくるということでございますけれども、その基金をつくって、その後、計画についてはどのように考えられているのか、お伺いいたしたいと思います。 それから、今回は譲与税を受けるための基金づくりということになっておりますけれども、その先には、森林環境税が令和6年ぐらいから課税をされるわけですけれども、今回は譲与税をいただく分でいいんですが、その先にある環境税と岩手の県民税でありますいわての森林づくり県民税とのかかわりについて、すっかり県民に理解を求めるような説明がないと、税の二重取りではないかというふうに言われかねませんので、その辺の説明について、市のほうではどのように考えられているのか、お伺いをしたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地農地林務課長。 ◎農地林務課長兼農村保全推進室長(菊地健也君) 森林環境税に係る今後の計画の進め方ということと、あと県税のほうの部分に関してのご質問というふうにお聞きしました。今後、森林経営管理事業を進めるために、まず、各種森林所有者情報の調査を進めていきまして、実際に調査する地区を決めて、その地区ごとに具体的な調査スケジュールや事業実施状況の手法を定めるような形で進めてまいりたいというふうに考えております。今年度は、さまざま調査、これから進めてまいって、どういった地区から入るのが適当か、検討を進めてまいりたいというふうに考えてございます。 あと、2点目のいわての森林づくり県民税の関係でございますけれども、岩手県では平成18年度にいわての森林づくり県民税を創設しまして、22年度までの5年間、森林環境保全のための施策を実施してきております。さらに、平成22年度には条例を改正し、事業年度を10年間に延長した上で、現在は第3期の取組期間として引き続き森林環境の保全に係る施策を展開しておるということになります。 県では現在、第3期の取組みが令和2年度に最終年度を迎えることから、県民税を活用した今後の施策のあり方と、あと森林環境譲与税との関係性の整理のために、これまでの取組みの評価と今後の施策について、県民の意識アンケートと市町村アンケートと施工時所有者アンケートなどを実施して、県民懇談会を開催して、意見を伺った上で、いわての森林づくり県民税事業評価委員会で来年の3月までに提言をまとめるというようなお話をお聞きしているところでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 まずは、基金をつくって、それらを利用して調査を行うということのようでございますけれども、それらに調査を行うにしても、要領、要項とか、そういうものをつくる考えがあるのかどうかお伺いをしたいというふうに思います。結局、基金をつくっても、どのように活用していくのかということをしっかり市民にわかるような形で進めていただきたいというふうに思いますので、その辺をお伺いしたいというふうに思います。 それから、岩手県だけではなくて、他の県でも今回の森林環境税というようなものに似た県民税をつくられているところがありまして、県民税と森林環境税とはこういうふうに違いますよということで、きちんと示されている県もありまして、岩手県としても、これから検討するということではありますけれども、何がどう違うのか、森林に関して学習をするとか、維持をしていくとか、さまざまあるんですけれども、何がどう違うのかということをしっかり示していただきたいというふうに思いますけれども、市のほうからも、ぜひ説明を求めて、市民が理解できるような形で、二重課税と言われないような説明をしっかりと求めていきたいというふうに思いますけれども、その点をお伺いして終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地農地林務課長。 ◎農地林務課長兼農村保全推進室長(菊地健也君) 今後、基金を使って事業を進めていく上で、要項、要領等定めて進めるのかということと、あと、県民税につきましてのご質問に対してですけれども、現在では、要項、要領を策定するという考え方は持っておりませんけれども、この事業自体がこの4月からスタートいたしまして、全国的にいろいろと模索しながら進めているところがございますので、他市町村の状況等も見ながら、あと、奥州市がどのようなことを進めていくかということも検討を進めた上で、その辺は検討してまいりたいというふうに思っております。 あと、県への県民税への取組みにつきましてですけれども、具体的に、現在、県民税で使用されている内容につきましては、人工林の間伐とか、あと、地域住民の森林づくり活動に対して支援を行うなどというような取組みが行われているようでございます。ただし、今回の森林環境税の使途と似通っている部分がございますので、その辺につきましては、市からも県のほうにどのような形で進めるのか、その辺は確認してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉農林部長。 ◎農林部長兼食農連携推進室長(千葉昌君) 市の取組みについて、市民にわかるようにというお話でございますが、これから、いろいろ調査等々、進めてやるわけなんですけれども、その部分から、それからその調査後、このような形で進みたいと思うという部分について、やはり市民の皆さんに周知をしていきたいということで考えております。 それから、県民税との違いなんですけれども、基本的には、環境税については私有林であって、そして、手が入っていない森林を対象にするというものでありまして、その辺が県民税との大きな違いなのかなというふうに思っております。いずれ、この辺についても、周知をしていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 終わろうと思ったんですけれども、せっかくいただく税金ですので、しっかり有効的に使っていただきたいというふうに思います。 まずは調査をされるのかもしれませんけれども、何をどうしていきたいのかと、この税金を使ってどうしていくのかということを明確にしていただかないと、税金は上がるけれども、これから上がるわけですけれども、どういうふうに使われていくのか明確にならないものを、そうですかというふうにはなかなか言えないものですから、しっかりとその使い道、どういうふうに効果を上げていくのかということをよく検討していただいて、臨んでいただきたいと、利用していただきたいというふうに思いますけれども、もう一度お伺いして終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉農林部長。 ◎農林部長兼食農連携推進室長(千葉昌君) 今、議員からお話がありましたこの税、何をどうしたいのか、市にとってはどのようなメリットがあるのか、そういったところをやはり十分に精査して詰めていって、そして市民に周知をしていきたいというふうに、こう思っております。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 7番千葉康弘議員。
    ◆7番(千葉康弘君) 7番千葉康弘です。何点かお尋ねいたします。 この森林環境譲与税につきまして、関係の方々は大きく期待しているところであります。今まで準備されてきたというふうに思いますけれども、その中で、具体的な取組みなんですが、いつごろからめどに、例えばこの資金がいつごろから使えるんだというふうになるのかが一つと、もう一点が、今、間伐とか森林整備で使いたいんだということで手を挙げた場合ですけれども、これはすぐ使えるのか。この2点についてお尋ねいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地農地林務課長。 ◎農地林務課長兼農村保全推進室長(菊地健也君) ただいまのご質問、いつから使えるのかというようなことなどをお聞きしていると思いますけれども、一応今年度から、今回9月議会補正予算でもある予算、準備予算化しているんですけれども、今年度から事業は実施ということになります。基本的に森林経営管理事業のほうの取組みを進める、あと、そういったさまざまな森林の調査を行うということになります。実際、今年度中に詳しい調査を進めながら、地区の選定を進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 7番千葉康弘議員。 ◆7番(千葉康弘君) 7番千葉康弘です。 市内に大小の生産組合があります。または森林組合というかもしれません。また、地域によっては共有林というのを抱えている地区もあります。もちろん林業者という方もいらっしゃいます。昔は、木材といえば高かったということはありまして、やってきたんですが、今はどうやって維持するかということが一番の問題になっています。 その中で、地域を守るために続けたい、だけれども今はできなくなっているという問題があります。以前お話ししたことありますけれども、一つの例で、ここは160町歩くらい抱えている生産森林組合だということなんですが、森林の一部、これは木材を売りました。その中で、作業代、運搬費、税金を差し引きまして40万円ほど手元に残りました。ただし、ここは法人だということで、法人税が27万円かかったと、結果的に手元に残ったのが13万円だけでしたという話を聞きました。ここで問題になってくるのが、次の植林ができない、売ったときはいいんですけれども、次の再生産ができないという部分が一番の問題に出てきております。 その中で、やる気がある生産組合でも、また、林業者さんでも存続できない、そんな状況になっていると、生き残りができなくなっていますよという部分あるんですが、市としまして、何か手だて、考えてあげなければならない部分があるかなと思いますが、市といたしましてご回答いただければと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地農地林務課長。 ◎農地林務課長兼農村保全推進室長(菊地健也君) ただいま、市内にある生産森林組合等々の経営について、厳しい内容が聞こえてくるなというようなお話じゃなかったかなと思うんですけれども、所有面積が比較的大きい共有林とか生産森林組合において、権利者の高齢化とか、あと転居などによりまして、合意形成がやっぱり難しくなってきているというようなお話はお聞きしているところもございます。市内には、生産森林組合だと15団体ほどあるというふうに認識しておりますけれども、経営が難しくなって、適正な森林の管理がなかなか難しいというようなお話も聞いております。 今回、森林環境譲与税という制度で、森林のほうに対する財源ということで、新たに生まれたわけでございますけれども、基本的に、こちらのほうは森林経営管理事業をベースにまず進めていくということを考えているところでございますけれども、そのほかの事業、メニューとして、どういったものができるものか、今後、いろいろと関係者ともお話をし合い、聞きながら、どういった取組みが可能か、まずその辺、検討してまいりたいというふうに考えております。 あと、先ほどの質問で、いつから実施するのかというようなお話もございましたけれども、さまざま調査して、そういったところが準備できた時点でスタートしていくという、順次スタートしていくというような形になろうかというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 7番千葉康弘議員。 ◆7番(千葉康弘君) 7番千葉康弘です。 再度お尋ねいたします。 この森林環境譲与税ですけれども、制度上いろんな制約があるかと思います。その中で、生産森林組合、また、地域には共有林もあります。林業者もいらっしゃいます。この方々が使いやすいような形でできないのかなと、それが一番考えるところです。もし、仮にできなかったとしましたら、再度お聞きいたしますが、生産森林組合とか共有林、林業者が生き残れるような形で、市として施策も考えていくべきでないかなと思いますが、これについてはいかがでしょうか。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉農林部長。 ◎農林部長兼食農連携推進室長(千葉昌君) この森林環境譲与税の事業につきましては、まさにこれからの部分でございまして、私どももどういった形で進めたらいいのか、どういった事業が対象になるのか、その部分はいろいろ研究しながら進めていかなければならないなというふうに思っております。 今、議員から要望がありました点につきましては、こちらのほうでもいろいろ検討させていただきたいというふうに、思っております。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第3号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。 ここで昼食のため、午後1時まで休憩いたします。     午前11時56分 休憩-----------------------------------     午後1時 再開 ○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。 日程第5、議案第4号、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第4号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第6、議案第5号、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第5号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第7、議案第6号、奥州市下水道事業に地方公営企業法の規定の全部を適用することに伴う関係条例の整備に関する条例についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 25番今野裕文議員。 ◆25番(今野裕文君) 今野裕文です。 公営企業法を全部適用しなければならない理由について、お尋ねをいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 高橋経営課長。 ◎経営課長兼下水道法適化準備室長(高橋寿幸君) ただいまご質問いただきました法適用をする理由でございます。 こちらにつきましては、平成27年1月に総務省から「公営企業会計の適用の推進について」によりまして、人口3万人以上の簡易水道及び下水道事業につきましては、令和2年4月1日、来年度までに地方公営企業法を全部適用にするようにという通知があったことでございまして、これに沿って、これまで準備を進めてきておりましたものでございます。来年4月1日から下水道事業及び農業集落排水事業につきましては適用ということで、今回ご提案いたしたものでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 25番今野裕文議員。 ◆25番(今野裕文君) 25番今野です。 その適用は義務なんですか。 ○議長(小野寺隆夫君) 高橋経営課長。 ◎経営課長兼下水道法適化準備室長(高橋寿幸君) こちらは、あくまでも通知ということではございますが、いずれ今後、下水道事業及び農業集落排水事業等につきましては、本来、これまでは特別会計で行ってきたところではありますが、今後の資産管理と申しますか、そういったところを精査しながら、よりよい独立採算での公営企業の安定経営に結びつけるということでございまして、そういった趣旨から申しますと、全部適用が今後の事業運営にとっては望ましいということで進めているものでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 25番今野裕文議員。 ◆25番(今野裕文君) 25番今野です。 義務でないというのはお認めだと思います。特別会計には特別会計の私は意味があるというふうに思います。特別会計は採算ベースに乗らない、そういう地域に適用される会計なはずですね。今の答弁ですと、経営を主として考えた場合に、そういうふうにしたほうがいいということだろうというふうに思いますが、今の答弁聞きますと、特別会計そのものの意味を否定する内容ではないかというふうに私は思うんですが、全部適用にすれば、当然、経費は収益でという話になるんだと思いますが、特別会計をやっているのは、経費を収益で賄うことが基本的にできないところに特別会計を適用してきたというふうに思いますので、考え方として同列で議論するのは私は間違っているんじゃないかというふうに思いますが、どのようにお考えになりますか。 ○議長(小野寺隆夫君) 及川上下水道部長。 ◎上下水道部長(及川健君) 私たちの下水道事業は資産をきちっと見極めるということ、そして今後は、経営を見定めていくという観点に立ちますと、やはり企業会計に移行すべきというふうに判断したものでございます。どうぞご理解をいただきたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 27番及川善男議員。 ◆27番(及川善男君) 公営企業法を全部適用いたしますと、当然、収支バランスもきちっととっていかなきゃならない、いわゆる独立採算制で運営されなければならないと思うんですが、下水道事業には多額の起債があると思うんですが、これらはどのような扱いになるのですか。これも含めて収支バランスをとるということになると、相当の下水道料金の引き上げが必要になってくると思うんですけれども、そうした問題も含めて検討された内容なのかどうか、お伺いします。 ○議長(小野寺隆夫君) 高橋経営課長。 ◎経営課長兼下水道法適化準備室長(高橋寿幸君) ただいまのご質問でございます起債関係につきましては、下水道事業、今回、法適用に当たりましての下水道と農業集落排水事業につきましては、合わせて約350億円ほどの起債の残高がございます。 それらは当然、返済していかなければならないというものでございますが、いずれそこら辺も踏まえまして、今後の事業経営に当たりましては、法適用に伴いましては、そこら辺の負債の状況、それから今後の収益、そして今後の施設整備等も含めまして、総合的に法適用ということで簿記、企業会計方式にのっとりまして、その収益性等を明らかにした上で今後の事業運営を安定化するためには、法適用という手法が一番好ましいのかなと、事業運営に当たっては、そういった方向に持っていくのが一番経営的には好ましい方法だということで進めております。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 27番及川善男議員。 ◆27番(及川善男君) ちょっとよく理解できなかったんですけれども、結局、先ほど300億円ほどの起債があるということですと、それらは当然、公営企業法を適用されますと、企業会計の中に盛り込まれるわけですね。そうすると、収支バランスをとる上では、それだけをやっていますと、いわゆる使用者に対して料金を賦課しなければ解消できないという理屈になると思うんですけれども、それらも含めて出した結論なのかどうかということを聞いているんです。そういう料金体系については、全く別の問題として、とにかく公営企業法適用を前提にこの制度の導入を図るのだということですか。だとすれば、それはちょっとおかしいんじゃないか。 ○議長(小野寺隆夫君) 高橋経営課長。 ◎経営課長兼下水道法適化準備室長(高橋寿幸君) ただいまの質問でございますが、当然、公営企業会計に移行しますと、事業規模、そちらは、これまで特別会計においては計上されてまいりませんでした減価償却費でありますとか、そうした実際には現金支出として計上されない経費も費用として賄わなければならないという制度になってございます。 ただ、そういった制度を総体的に含めまして、全てを使用料で賄わなければならないというものではございませんで、下水道事業につきましては、あくまでも現金収支ベースでは、不足分については繰入金で対応できるという部分がございますので、そこら辺も総合的に含めた上で法適用、そういった新しい方式に移行させるということでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 27番及川善男議員。 ◆27番(及川善男君) そうしますと、いわゆる起債とか減価償却含めた負債の部で発生する分については、繰入金等で対応するということがちゃんと決まった上で料金に反映させないということを前提で公営企業法の適用を決めたというふうに理解していいのですか。 公営企業法を全部適用すると、いわゆる企業会計で収支のバランスをとらなきゃならないのが原則でしょう。そうなったときに、これらの多額の、いわゆる負の財産がある場合は、それらについての方向性を明確にしないと、公営企業法の適用だけを先行すると、大変、私は危険ではないかなというふうに思うのでお伺いしています。その辺は財政当局とも十分、繰入金等については協議の上でのご提案でしょうか。 ○議長(小野寺隆夫君) 高橋経営課長。 ◎経営課長兼下水道法適化準備室長(高橋寿幸君) ただいまの質問でございます繰入金等については、財政当局のほうとも協議をしていただいて、こうした企業法適用という形になってございます。 なお、繰入金につきましても、現金収支ベースをもとにした繰入金とはなってございますが、ただ経営指標等で見ますと、部分的には改善を図らなければならないという部分もございますので、経営収支の部分では改善を図らなければならないという部分もございますので、これについては今後20年間の収支計画を作成しました中で、最終的には料金改定というところも視野に入れながら、見直しを図っていく計画で進めてまいりたいと考えております。 ○議長(小野寺隆夫君) 11番千葉敦議員。 ◆11番(千葉敦君) 11番千葉敦です。 今の答弁ですと、当初の繰入金で、ある程度、賄えることは十分できたとしても、将来は引き上げも十分あり得るというふうに判断しましたが、例えば、20年間は引き上げしないでやっていけるのかとか、そういった約束はできるものなのかどうか、この辺はどうでしょうか。 ○議長(小野寺隆夫君) 高橋経営課長。 ◎経営課長兼下水道法適化準備室長(高橋寿幸君) 繰入金等につきましては、現段階ではスタート時点での計画としては協議の上、今回の法適用ということでは認めていただいておりますけれども、今後につきましては状況の変化等もございますが、いずれその時点での経営状況を見きわめた上で、そこら辺は適切に対応させていただきたいなと考えております。 ○議長(小野寺隆夫君) 11番千葉敦議員。 ◆11番(千葉敦君) ということは、やはり将来は料金の改定、引き上げがあり得るというふうに私は受け取ったのですが、それでよろしいんですか。 ○議長(小野寺隆夫君) 高橋経営課長。 ◎経営課長兼下水道法適化準備室長(高橋寿幸君) ただいまの料金の引き上げの件でございますが、そのとおり、あり得るということでご理解いただきたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第6号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。 11番千葉敦議員。 ◆11番(千葉敦君) 11番千葉敦です。 ただいまの議案第6号、奥州市下水道事業に地方公営企業法の規定の全部を適用することに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、反対の立場で討論いたします。 ただいまの今の質疑の中でも出されましたが、確かに総務省からの指導はありますけれども、この公営企業法全部適用は必ずしも絶対の義務ではないということもわかりましたし、やはり独立採算をするのであれば、一般会計からの繰入れがあったとしても、将来にわたってそれが保障されるわけでもありませんし、将来の料金の引き上げの可能性は十分あるということを答弁されました。このような観点から、私は、将来の引き上げがいわゆる利用者、市民の負担が大きくなる可能性のある今回の条例制定については反対するものです。 ○議長(小野寺隆夫君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立多数であります。よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第8、議案第7号、子ども・子育て支援法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第7号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第9、議案第8号、奥州市印鑑条例の一部改正についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 今回の条例改正は、そのとおり、住民基本台帳法の施行の一部を改正するのに当たって改正をされるわけでなんですけれども、その提案理由の中に、性同一性障害等に配慮し、印鑑登録原票及び印鑑登録証明書の記載事項から性別に関する事項を削るため、所要の改正をしようとするものであるというふうにございますけれども、この性別に関する事項を削るということに関しまして、印鑑証明だけなのでしょうか。ほかの申請書類、証明書等の見直しはどうなっているのか、お伺いしたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 高橋市民課長。 ◎市民課長兼総合相談室長(高橋善行君) ただいまのご質問でありますが、市民課の担当部門としましては印鑑条例のみとなります。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 今回の条例改正に伴いまして、印鑑証明のみの男女の記載の削除を行うということだけではなく、先進地におきまして、申請書、証明書がどのくらい市においてあるのかということをきちっと調査されまして、法令とか国・県の定めがなく、市独自の判断で削除、決定できる、また事務処理上、著しく支障を来さないものに関しましては、削除していくべきではないかというふうに考えますけれども、その点について、もう少し踏み込んで調査されたほうがよかったのではないかというふうに思いますけれども、その点いかがでしょうか。 といいますのは、例えば障害者手帳への支給申請書でありますとか、放課後児童保育申込書とか、図書カードの申込書とか、男女、別に全然関係ない、記載されなくてもいいようなものに関しましてもその記載が求められているということがございます。今回このように、性同一性障害等に配慮するのであれば、市全体における申請書、または証明書におきましても見直しをかけるべきではなかったのかというふうに考えますが、いかがでしょうか。 先進地におきまして、性別欄の削除の基本方針というのもつくって、しっかりと見直しをかけているというところもございますので、その点、お考えいかがでしょうか。 ○議長(小野寺隆夫君) 新田総務企画部長。 ◎総務企画部長兼行政経営室長(新田伸幸君) 今回は、上位法であります住民基本台帳法の施行令の改正に伴う市の印鑑条例の改正でございましたけれども、ただいま議員からご指摘のありましたように、これを別な証明書等にも準用するような手だてを講ずるべきではないかというふうなご意見でございました。先進事例や他の様式を包括する上位法令なども十分検討させていただきながら、今後につなげてまいれればというふうに考えているところでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 今回、住民基本台帳のその法令の中に、男女の記載を削除するようにということにはなっていないはずなんですね。しかし、市とすれば、性同一性障害者等に配慮して、こういう男女の記載をなくす、性別に関する事項をなくすということをこの部分だけやるということは、ぜひ早急に見直しをしていただければというふうに思います。 もう一度お伺いします。 ○議長(小野寺隆夫君) 新田総務企画部長。 ◎総務企画部長兼行政経営室長(新田伸幸君) 鋭意検討させていただきます。 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第8号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第10、議案第9号、奥州市手数料条例の一部改正についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第9号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第9号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第11、議案第10号、奥州市立幼稚園条例等の一部改正についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第10号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第12、議案第11号、ヒロノ福祉パーク交流施設条例の一部改正についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 13番及川佐議員。 ◆13番(及川佐君) 今の提案にありますヒロノ福祉パークの和室、これ、以前からあったか余り認識がなかったんですが、あえてこれ、切り離して和室として提供する理由がちょっと。 これは一括して会議室と和室が一緒になっていたんでしたか。ちょっと詳しく説明お願いします。 ○議長(小野寺隆夫君) 高橋福祉課長。 ◎福祉課長(高橋清治君) お答えいたします。 ヒロノ福祉パーク交流施設条例におきまして、和室につきましては貸出しの対象の施設ということで入ってはございませんでした。含まれてございませんでした。しかし、その利用につきましては、条例に基づかない利用ということで、障がい者や高齢者の使用に限定した使用というふうに限定しておりましたが、障がい者、高齢者におきましては、和室のみならず会議室においても利用したいということで会議室の利用がかち合うといいますか、そういった状況でございますので、広く和室においても一般の方が利用できるように、それぞれの目的に合った利用ができるように、会議室と和室と同様な形でご利用いただけるような改正を行うというものでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第11号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第13、議案第12号、奥州市水道事業給水条例の一部改正についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第12号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第14、議案第13号、奥州市医師養成奨学資金貸付条例の一部改正についてを議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 ○議長(小野寺隆夫君) 13番及川佐議員。 ◆13番(及川佐君) お伺いしたいんですが、ここでは書いていない規則の中に、返還の際の金利がたしか7.1%、正当な理由のない場合は10.3%ぐらいでの返還が義務づけられたんですが、これは条例ですから、格別そういうことはないんですが、規則にかかわって、その辺のところはどのように見直しをするのか、しないのか、これをお尋ねいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐々木経営管理課長。 ◎医療局経営管理課長(佐々木靖郎君) 今回、条例改正に当たりまして、規則でこれまでの利息に変更はございません。 ○議長(小野寺隆夫君) 13番及川佐議員。 ◆13番(及川佐君) それぞれ返還の7.1%という金利は結構高い、一般的な金利相場からすれば結構高いし、もちろんいろんな理由があるし、抑止的な意味もあるんでしょうけれども、これは検討する必要があるんじゃないでしょうか。別に規則ですから、ここで条例のものじゃないんですけれども、やはりもうちょっと、もちろん借りるときは返すことは考えていないんでしょうから、余り深入りはしないですけれども、やはり余り高い金利で返還を義務づけるというのはいかがなものかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(小野寺隆夫君) 佐々木経営管理課長。 ◎医療局経営管理課長(佐々木靖郎君) この件の金利についてですけれども、やはり基本的な考えとしましては、勤めていただくと、勤めていただかない場合には償還します。その際のペナルティーの要素が高く入っているものというふうに理解してございます。 ちなみに、他団体の状況でございますけれども、奥州市国保連、八幡平市、西和賀町、洋野町につきましては、年7.1%、それよりもおくれた場合は10.95%といって横並び、同じものでございます。ただし、岩手県あるいは岩手県医療局、一関につきましては、年9.0%、年14.5%ということでございますので、その辺の絡みもあるのかなと思ってございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 13番及川佐議員。 ◆13番(及川佐君) 高けりゃいいというものじゃないんですけれども、いずれ借りる際にはその辺の周知は必要ですね。もちろん、借りるほうは余りそこは気にしないと思うんですね、借りるときは。だけれども、一応周知といいますか、相手に対してそういうこともあるよということは言っておかないと、全然話が違うということになりかねないと、法廷問題に絡む可能性もあるので、十分そこだけは今後注意していただきたいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(小野寺隆夫君) 朝日田経営管理部長。 ◎医療局経営管理部長医師確保推進室長兼新市立病院建設準備室長(朝日田倫明君) お答えいたします。 議員がご心配なさるのもごもっとものお話だと思っておりまして、これまで手続のやり方といたしましては、書類のやりとりがメーンということで、あとは面談で採用といいますか、その貸付けのほうを決定するという流れがあったんですが、今後の見直し後のその辺のやり方につきましては、まず当然の話ですけれども、学校と、それ以外にも周知の仕方も工夫したいと思いますし、また実際に、申請いただく場面において、ご本人はともかくですが、当然ですが、特に高校生がメーンとなりますので、保護者の方も含めて面談をして、その制度をご理解いただいて、ご理解いただいたという確認をとった上で申請の手続というふうな形で今考えておるところです。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 今回の医師養成奨学資金貸付条例の変更で奨学金を上乗せする、上げていくということは確かに医師確保のためには必要なんだとは思いますけれども、そもそもの奥州市で医師として働く魅力、そして奥州市で働いていただけるように、職場環境の安全確保ということが重要だというふうに思いますけれども、今のままですと、水沢病院、耐震化も大変な問題がありますし、将来が見えてこない今状況になっております。このことを早急に解決することが医師確保につながるのではないかというふうに考えますけれども、その点のお考えをお伺いしたいというふうに思います。市長、管理者にお願いいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 全くそのとおりだと思います。 ただ、議員もおわかりのとおり、今なぜこの状況になっているかということは、さまざまな状況が重複して現状に至っているということでありますけれども、ご指摘の部分を全く何もせずに進めようということではなく、改善のための努力を日々行っているわけでございまして、それを朝決めて、夕方に変えられる、あるいは今決めて、あしたからすぐにできるという状況ではないというのも事実であります。 ご指摘はそのとおり承り、そして、できるだけ早い時期にその医師が着任していただけるような環境整備に、さらに力を入れてまいりたいというふうに考えているものでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 管理者、何かありますか。 岩村病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(岩村正明君) 私ども医療局といたしましては、市長がただいま答弁なさったような形で、ハード、耐震化の問題については同じ考えでおりますし、医師の労働環境等につきましては、現在いろいろ検討しているところで、今後、奨学生がお申し込み申請していただけるような労働環境にしていきたいというふうに思っております。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 そうしますと、将来の職場が今どういうふうになっていって、今後どういうふうにしていくのかということにつきましても、奨学生に対してしっかりと説明をなさっていると、また、奨学金を借りていただく高校生だったり、学生であったりにきっちり説明をしているということでしょうか、お伺いをいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) きっちり説明をできるような今計画を立案している最中だということでございます。決して後退することなく、体制を整備するための努力をするということについてはもちろんでございますけれども、詳しくその内容というふうな部分については、今つくっております地域医療計画、地域医療、介護の包括的な計画の中で、市の方針が議会にも、そして市民の皆様にも明らかに説明をさせていただきご賛同いただく、そしてその次の段階で、病院の建設に着手をしていくというような一つ一つの段取りをもって、正確な計画について表明をし、ご説明をし、ご納得をいただくというふうな手順になっていこうかと、できるだけそれを早い時期に明確にお示しできるように、今、努力をしているところでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 医師確保をするのがこの条例改正の目的であります。そして、いかに医師になっていただける方に奥州市に来ていただくかということが重要なところなんですけれども、やはり将来にわたる自分の勤め先がどうなっていくのかということも、希望が持てなければ、奨学生もなかなか来ていただけないというふうに思います。 しかも、奨学金を一括返済された方の中に、水沢病院に対して希望が持てない等の理由で一括返済された方がいるということでございますので、それらをしっかり、何で一括返済されたのか、その理由もしっかり検証されながら、今後、奨学生確保にしっかり取り組んでいかなければならないわけですので、もう少し将来を見据えた奨学生に対する、対応の仕方が大変重要になってくるというふうに思いますけれども、もう一度お伺いをいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 岩村病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(岩村正明君) ただいまの議員のご質問にお答え申し上げます。 希望の持てるような形の職場にということだったろうと思います。現在、具体的に言いますと、現在の医師の方々は、大体8時ごろには出勤してきて、そして8時半からの診察に準備をしております。また、帰りも、特別なことがなければ大体午後5時半から6時ごろには帰られるような形になっております。 そして、医師は、今、大学からの応援とか、いろんな支援をいただきながら、非常勤の医師がそこをカバーしていただいているということで、水沢病院に常勤で勤務していただければ、十分に勉強する時間も持てるというところがございます。ですので、希望が持てるか持てないかは、その医師の、その個人の考え方による部分なのかと思います。 患者さんがいっぱいいて、非常に仕事に追われている部分がやりがいを感じるという方と、今の働き方改革ではないですけれども、決まった時間で自分の生活、プライベートな時間も持てる中で自分の勉強もできる、する時間もあるというような形が自分の望む職場だというふうに思うドクターもいると思います。そういう形の中で、水沢病院とすれば、今、地域医療を担う医師が集まりやすいような形のものにしていきたいというふうに思っているところでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第13号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第15、議案第14号、令和元年度奥州市一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 3点ほどお伺いをいたします。 補正予算書22ページ、地域づくり推進事業経費の自治組織集会施設等整備補助金、この中身についてお伺いをいたします。 38ページ、公有財産購入費について、中身についてお伺いをしたいというふうに思います。 42ページ、公営住宅管理経費、施設等修繕料の中身についてお伺いをいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉地域づくり推進課長。 ◎地域づくり推進課長兼地域支援室長(千葉訓裕君) ご質問の1点目、地域づくり推進事業の自治組織集会施設等整備補助金の部分について、内容についてということでのご質問、私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。 議員もご存じのように、こちらについては町内会ですとか、自治会等の集会施設の整備に関する補助ということでございまして、今年度、当初見込んでおりました修繕等について、昨年予定をしておりました新築等が諸般の事情によりまして、今年度の実施等になったことから、今年度実施をしたいというふうに見込んでおります、見込んでといいますか、ご相談をいただいている部分について、一定の範囲の中でできるようにということで、今回、増要求をさせていただいたということでございます。 具体的にこの地区というのは、まだご相談いただいているところと、細部詰めていない部分もございますので、ちょっとこの場でお返事はお控えさせていただければなと思っておりますが、いずれ予算の範囲の中でご要望いただいている中から、例えば施設の破損が生じているといったようなところを優先的に年度内に実施をしてまいりたいというふうに思って、この予算を計上させていただきました。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 及川商業観光課長。 ◎商業観光課長兼ロケ推進室長(及川和徳君) それでは、公有財産購入費についてご説明をさせていただきます。 この公有財産購入費につきましては、一般質問でもご質問ありましたけれども、温泉保養施設ひめかゆの施設の中に、指定管理者である株式会社ひめかゆが独自に設置をしたものがございます。施設の中に、中身としてはエレベーターであるとか、渡り廊下、それから若干の増築部、そしてあとは、機械関係としては温泉関係の機械等がございまして、これが市の部分と不可分、あるいはそれがないと温泉としての機能が果たせないという部分でございます。これを今、譲渡の予定で進めておるわけですけれども、これにつきまして、それがきっかけとはなったわけなんですが、そもそも公の施設として設置する場合に、市がこういう設備関係は整備するのが当然でございまして、今の状況というのはそれがちょっと変な形になってしまっていると、これを正すということでございます。 これの部分については、不可分なものに限ったものでございまして、例えばひめかゆのものを全部市のものにするというようなものではございません。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 古山都市計画課長。 ◎都市計画課長(古山英範君) それでは、19番阿部加代子議員の質問にお答えいたします。 42ページ、公営住宅管理経費、需用費、施設等修繕料につきましてですが、大きな点では3つの工事があります。 1つは、公営住宅の入居前修繕、これを8戸予定しております。それと、石田住宅の床下の排水管が壊れていることから、こちらのほうの修繕、それと大きくは耳取住宅の電気の分電盤というのがあるんですが、そちらのほうの修繕に充てる経費でございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) 19番阿部加代子です。 まず、まちづくり推進事業の自治組織の集会施設の整備補助金に関しましてですけれども、これ、補助金ですよね。具体的にはちょっとどこということでお示しいただけなかったんですけれども、本来であればきちっとどういうところの施設で、どういう補助金を出していくのかということを明確にしなければならないのではないかと、補助金ですからと考えますけれども、具体的にお示しいただけなかったわけですけれども、その点、補助金の考え方について、もう一度お伺いをしたいというふうに思います。 それから、公有財産の購入につきましては、市の財産のところと指定管理のところの財産を明確にきちんとすべきために、今回、購入するということの理解でよろしいでしょうか。もう一度お伺いをしたいというふうに思います。 それから、公営住宅の管理経費でございますけれども、中身につきましては了解いたしました。それで、今いろいろご相談いただいているのが大橋住宅に関してなんですけれども、ここの住宅につきましては、大変古い施設になってきておりまして、退去していただいて、新しく建てかえるという計画があるようなんですけれども、その計画につきましては、まず退去していただくんだよという説明を受けたようでありまして、住民の方々は。それに対して、どうしよう、どうしたらいいんだろうというような不安ばかりが大きくなってきているようでありまして、今後どうしていくのかというところの先がなかなか示していただけない段階で説明が終わっているようでありまして、このような状況では住民の不安だけが残るというふうに思われますけれども、この点について今後どうされるのかお伺いをしたいというふうに思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉地域づくり推進課長。 ◎地域づくり推進課長兼地域支援室長(千葉訓裕君) 先ほどのご質問の件について、補助金でということですので、その根拠を明確にといいますか、対象を特定をした上でというふうなことでのご質問だったかと存じます。 その点につきまして、議員ご指摘のとおり私どものほうでも一応、具体的なもの、内容を確定をさせてということで、もちろんするべきというか、そうしたいというのはやまやまではございますけれども、今回ちょっと実施場所、例えばどこどこの地区の集会施設がこういうことですというふうなことで、ちょっとお話を控えさせていただきたいと申しましたが、実は、こういった施設の修繕で、こういった補助金を利用して実施したいというご相談をいただいているところがほかにもございまして、それらとの調整ということで、例えばどういう工事の中身でやるかというふうなことも、ある程度、具体的にはお話はさせていただいているわけなんですけれども、実施に当たってということでの細部の調整をしないことには、その金額を確定をしたい部分等もございましたことから、このような答弁をさせていただいた次第でございました。申しわけございませんでした。 一応、現状では特に利用に当たって、簡単に言えば、ちょっと修繕、急がなきゃならないなと思われるところが実は3カ所ほどございます。1つは、例えば建物の、例えばといいますか、外壁が破損を生じているですとか、あるいは躯体の部分でシロアリの被害等が生じているといったようなことから、利用にちょっと差しさわりが生じているというふうなところについて、これを実施させていただきたいなということで見積もりといいますか、積算をいたしまして、予算を計上させていただいている次第でございます。 要望ある部分について、全て対応できるように、何とか調整はしたいところでございますが、予算のほうも限りがあるということでございますので、そういった中で調整をしながら実施をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 及川商業観光課長。 ◎商業観光課長兼ロケ推進室長(及川和徳君) それでは、公有財産購入費についてでございます。 議員ご指摘のとおり、本来であればエレベーターを設置するなり、渡り廊下を設置するなりというところで、株式会社ひめかゆから、こういう提案があるということで市に協議をいただいて、あるいは、合併前は当時の胆沢町ということになると思いますが、協議をいただいて、そして、市あるいは当時の胆沢町が実施をするというのが本来の形というふうに考えているところでございます。ですので、これを正すと、正常な形にするということでご理解いただければと思います。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 古山都市計画課長。 ◎都市計画課長(古山英範君) それでは、大橋住宅の建てかえに係る件でございますが、大橋住宅というのは、平屋で建設年度が昭和36年から38年という非常に古いものであるということで、建てかえ計画がございます。その建てかえ計画の内容が、74戸の今現在その中で住まわれている方は46人の入居者がいるところなんですが、そちらのほうを取り壊して、そしてその同じ場所にまた建てなければならないという、非常に大きな事業でございます。 この事業を計画し、それから実施するに当たっては、この入居者の方たちの今度は仮の住まいを準備したりとか、その際に当然、ほかの公営住宅というふうになりますと、料金といいますか、そちらのほうの関係もありますので、こちらのほうを慎重にしなければならないと考えております。それで、他市の事例を調べてみますと、こちらのほう、要項とか要領をつくっている事例もありますので、私どももこれをきちんとつくった上で行いたいというふうに考えております。 それで、入居者の方たちが不安になっているというのが、実は昨年度末ではございますが、3月28日に、住民事前説明会というのを開催しております。こちらのほうの内容は、まず市のほうでは、大橋住宅が建てかえの計画があるという周知をいたしました。それと、先ほどお話ししましたが、住民の方たちにご不便をかけたりとか、不利益を生じさせないようにするにはどのようなニーズがあるのか、そういったようなことを行政サイドだけではなくて、入居者の方たちに意見を言っていただく場が必要ではないかということから、46人のうち、正確な数字はちょっと申し上げられませんけれども、半数以上の方がその説明会には出席したんですが、その方たち、それと46人の方たちにアンケート調査を実施いたしました。それで、アンケート調査を実施して、そちらの結果、34件の回答がありました。 それで、やはり入居、一度、転居したらば、また戻ってきたいという方もいらっしゃるとか、それとかほかのところに移ったら、そのままでもいいよというような、さまざまな意見がありましたので、こちらのほうのニーズをきっちりとつかんだ上で、その要項、要領を策定したいと考え、事前説明会を行っております。 議員さんのおっしゃるとおり、不安等々があるのであれば、これから進捗状況などを丁寧に説明いたしまして、今と同様の内容を説明して、不安をなくするように努めてまいりたいと考えております。 以上です。     〔発言する者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 意思をはっきりして。 19番阿部加代子議員。 ◆19番(阿部加代子君) すみません、19番阿部加代子です。 まず、地域づくりの推進事業経費の自治組織の集会施設の整備補助金に関してですけれども、緊急性を持ってやらなければならないものと、補助を出して整備をするものと、しっかり縦分けをして、補助金は出すべきだというふうに思いますけれども、その点の縦分けがきちんとできていないのではないかというふうに思われますけれども、その点についてお伺いしたいというふうに思います。 公有財産購入費につきましては、わかりました。 あと、公営住宅に関してですけれども、大橋住宅、3月28日に意向調査といいますか、住民の意見を聞くために開いたんだということですけれども、結局、それから詳しい説明、その後どうするんだというような説明がないまま今日まで来てしまっているわけですね。出ていかなきゃならないんだというような、ここにいれないんだ、どうするんだというようなことでお引っ越しもどうしようとか、業者を頼まなければいけないんだろうかと、その不安だけがあって、その後どうするのかというような説明がないまま来てしまっているのが問題であるというふうに思われますので、早急にこの先どうしていくのかということを具体的に示していただかないと、住んでいる方は大変不安になってきますので、その点の対応をしっかりしていただければというふうに思いますが、お伺いして終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 千田協働まちづくり部長。 ◎協働まちづくり部長(千田布美夫君) 補助金の内容につきまして、緊急性をということでお話を頂戴いたしました。 まさしく、当部、当課のほうでは、そういった姿勢でこの補助金の運用を行っているということでございまして、この補助金に関しましては、個別、この事業に対してはお幾らというふうな要求をしている事業ではございませんので、年度内、一定の枠をいただいて、その中で各地域で緊急性が出てきたものを随時受付けをし、他の施設等とも調整をしながら緊急性の高いものから補助をお出ししているという事業でございますので、ご理解をいただければと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉都市整備部長。 ◎都市整備部長(千葉裕幸君) それでは、お答えいたします。 おっしゃるとおり、ちょっと時間がたっているということでの住民への不安というのは本当にあるのだなというふうに理解しております。この間、市営住宅の保全計画というふうなものの見直しを去年やりまして、それらの精査というふうなことをやっておったんですけれども、いずれそれらの方針がある程度もう決まっておりますので、それも含めた格好で、なるべく早く住民の方々に不安解消のための説明なり、情報提供というふうなものをやっていきたいというふうに思っております。 よろしくお願いします。 ○議長(小野寺隆夫君) ここで午後2時15分まで休憩いたします。     午後1時57分 休憩-----------------------------------     午後2時15分 再開 ○議長(小野寺隆夫君) 再開いたします。 引き続き、議案第14号の質疑を行います。 25番今野裕文議員。 ◆25番(今野裕文君) 25番今野です。 38ページの先ほど話題になっていました公有財産購入費にかかわってお尋ねをいたします。 まず、ひめかゆの施設を買い取るためのものだということのようですが、全額そうなのかというのを一つ確認したいというふうに思います。 あと、先ほどの答弁で、株式会社ひめかゆが勝手につけたと聞き取れるような答弁でありましたけれども、そういうことが本当にあるのかどうか。あるいは指定管理をほかでやっている部分もいっぱいあると思うんですが、そういうことがほかにもあるのか、私の常識ではちょっと考えられないわけですが、その点どうなのかお尋ねをいたします。 あと、先ほどの答弁ですと、所有関係が交錯していて不正常だから、それを正す予算だという答弁でありました。補正予算ですので、一定の緊急性があって計上されるものだというふうに思いますので、そういう説明でちょっと私は納得できないと思います。 それで、さきに開かれました産業建設常任委員会では、いずれ公募をかけるための環境をつくるための予算だというような説明がされたというふうに伺っておりますが、その点確認をいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 及川商業観光課長。 ◎商業観光課長兼ロケ推進室長(及川和徳君) 大きく2点というふうに伺いました。 まず、財産の部分ですけれども、これは通常いわゆる不動産、あるいは温泉施設として欠くべからざる機能を持つ機械類、これについては本来的に市が所有すべきものというふうに考えておりまして、建物が一体化しているというようなこともありますので、本来的にはやはり、それについては市が最初から実施すべきもので、当時に多分、ひめかゆのほうでも利益が出ているというような事情もあったのだろうとは思いますが、それが結果的に今のような状態、余り普通は考えられないような状態に至るというようなことになったのかなというふうに思っております。 繰り返しになりますが、これは本来的には、最初から市が設置すべきエレベーターなり、渡り廊下といったようなものというふうに考えているところでございます。ほかの指定管理のところで、こういったことがないのかということですが、通常はないというふうに考えております。例えば、仮設的に物置を置くとか、作業所を都合のいいように建物を若干改造するとか、そういうことはあり得るかとは思いますけれども、全く工事として発注して行うような、そういった恒久的な不動産に当たるようなものを指定管理者がみずから設置するということは、通常は余り想定されないというふうに考えているところでございます。 あと、補正に係る緊急性の問題でございますが、今まで申し上げてきましたとおり、これについては早期に解消されるべき問題というふうに捉えているところでございます。ですので、もしこれを例えば来年度の当初予算にするということであれば、市としては、その分を株式会社ひめかゆから賃借をするなり何なりの対応が必要になるものというふうに考えているところでございます。今回はなるべく早く正常な状態に戻すということで買い取りをするというふうな対応としたものでございます。 以上でございます。     〔「ひめかゆだけか」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) どうぞ。 ◎商業観光課長兼ロケ推進室長(及川和徳君) 失礼しました。この公有財産購入費につきましては、温泉保養施設ひめかゆに係る分でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 25番今野裕文議員。 ◆25番(今野裕文君) 25番今野です。 私、どこかで聞いたのかよく覚えていないんですが、衣川荘の分もあるというふうに答弁しませんでしたか。 問題は、私は、あと1カ月か2カ月で公募をかける、そのための環境整備の予算だというふうに思っております。今、答弁ありませんでしたけれども、過日開かれた産業建設常任委員会の陳情審査の際に、そういう答弁をしておりませんか。私は、一般質問では撤回してほしいという話をしましたけれども、そのために今、計上になったのではないのですか。その点、確認をしたいと。 それから、設置の経過についてはわからないと、調べなかったということですか。私はよくわかりませんけれども、ほかの指定管理先でも100万円以上の修繕費、100万円以下の修繕費は指定管理側が持つとか、いろいろルールがあったと思うんですが、どうしてこういう条件になったのか、今の現状ではわからないということですか。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉商工観光部長。 ◎商工観光部長(千葉典弘君) まず、今回の予算計上の中で、公有財産購入費については、家屋購入費、工作物等購入費ございますけれども、これはどちらもひめかゆの財産です。 それから、その上ですけれども委託料、この登記委託料、測量委託料ございますが、登記委託料のほうはひめかゆと衣川荘の登記委託料です。測量委託料については衣川荘の委託料でございます。 それから、先ほど課長が株式会社ひめかゆが、独自に、もう知らない間につけたんじゃないかという推測のお話ししましたけれども、私自身も平成8年、9年、10年、ひめかゆに出向いて従事しておりました。そのときにはゆうゆうプラザと農村ふれあいセンターの渡り廊下、2,000万円ほどだったと思いますが、これはひめかゆの財源で整備させていただきました。これについては、当時、胆沢町の担当課と綿密にお話しして、協議して入れたということでございますので、エレベーター等もございますけれども、これもしっかりやはり同じ施設に機能向上のためにつくるわけですから、これは知らない間につけたとかいう状況にはあり得ないというふうに考えております。 それから、ほかの施設についてもこういった大規模な建物の増築とか、そういったものについては、なかなかほかの指定管理施設にはないのではないかと。例えば、地区センターのスピーカーを協働まちづくり交付金でつけたとか、そういったものは多々あるかと思います。その場合においても、極力寄附とか、そういったもので管理上、きちっと責任を持って管理する上で権利の所在を市に委ねるとか、そういった対応をしている場所もあろうかと思います。 本来、公の施設として、一体的にひめかゆに指定管理をお願いしているこの状態であれば、やはりこの権利関係をしっかり市のものにして、明らかにして、その管理責任、何かあったら市の施設だと、公の施設だということで対応をしたいということが、今般、活用方針の流れの譲渡という概念で整理、確かにする中で、ひめかゆから財産の内容をお見せしていただいて、これはということで気がついたと。ですので、これは早速、解消したい問題だということで、譲渡とは切り離してこれは考えていただきたい。当然、譲渡に向かってもこれは必要な措置ではありますということでございます。 このような旨を常任委員会でも私は述べたというふうに記憶してございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 25番今野裕文議員。 ◆25番(今野裕文君) 私の聞き間違いなのかもしれませんけれども、議事録とれば、わかることです。いずれ、私は納得できませんけれども、株式会社ひめかゆとの交渉の中で、どういう到達点に今なっているのですか。 ○議長(小野寺隆夫君) 及川商業観光課長。 ◎商業観光課長兼ロケ推進室長(及川和徳君) この財産の部分につきましては、今、株式会社ひめかゆのほうから、その財産の一覧、これと評価額についてリストをいただいたという段階でございます。 以上でございます。     〔発言する者あり〕 ◎商業観光課長兼ロケ推進室長(及川和徳君) まだ合意には至っておらないところでございます。予算がつきましてからということで考えておりました。 ○議長(小野寺隆夫君) 12番廣野富男議員。 ◆12番(廣野富男君) 12番廣野富男ですが、3点ほどお伺いします。 1つは、ただいま話題になっております公有財産の購入費あるいは委託料の部分でお尋ねをしますし、40ページの観光施設管理運営経費、物品、施設の修繕料が載っておりますけれども、この内容、あわせて道路維持費でございますが、道路維持修繕工事2,000万円計上しておりますが、この内容についてお伺いをいたします。 初めに、ひめかゆの登記委託料と測量委託ですが、今のご説明ですと、登記委託料はひめかゆと衣川荘、測量委託料は衣川荘という話がございました。まず、登記ですが、この登記手数料は所有権移転登記なんですか、この登記の内容を教えていただきたいと思いますが、それと測量委託料ですが、衣川荘で400万円といいますと、かなりの面積になりますが、こういう金額になる根拠を教えていただきたいと。 それと、公有財産の購入費ですが、家屋購入費、何件でこの1,600万円という、これは普通に鑑定士にかけてもう評価済みだと、あるいはこれは財産取得単価をただ計上されたのか、あわせてその工作物の購入も、それぞれの金額の根拠はどういうふうになっているのか、お願いをします。 それと、たしか、ひめかゆさんの場合は指定管理ですが、収入料金制というんですか、ですよね。結局、こちらで金を出すんじゃなくて入場料で賄うと。これは財務部のほうからの答弁でもいいんですが、入場料金制ですか、これで取得した財産については、基本的にこれは管理者の財産になるんですか、それとも市の財産になるんですか、そこら辺、先ほどは、担当部のほうでは公の施設ではあり得ないという話ですが、実際その指定管理者が、正式な名前は忘れましたが、入場料、料金制度でやった場合に、購入した部分についてはどちらに所有権があるんですか、その辺は市で統一されているんですか、その点、確認をさせてください。 観光施設の管理運営経費のほうは、そのものの中身はお願いしたいと思いますし、道路維持修繕工事ですが、この説明によりますと、括弧書きして、地区要望ということで今回2,000万円計上されております。私も記憶になかったんですが、地区要望の道路維持修繕というのは当初でなくて、毎年この9月補正で対応されているというふうに理解すればよろしいのか。たまたま今般、振興会とヒアリングした際に特出しで出された中身なのか、その点、お伺いいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 及川商業観光課長。 ◎商業観光課長兼ロケ推進室長(及川和徳君) それでは、私のほうから1点目と2点目についてお答えをしたいと思います。 まず、委託料の登記委託料でございますけれども、これは現在、登記が建物の登記は全くなされていない状態でございます。これをまず表題部の登記をすると、いわゆる保存登記になります。これの部分と、それから測量委託料につきましては、これは衣川荘の建物が建物分だけではなくて、旧温水プールであるとか、んめぇがすとのほうまで、1筆に非常に大きな筆になってございます。それをその現状に合わせて、正しい形に分筆をするというような形で、相当面積が大きいものですから測量委託料のほうも大きくなってしまうということで、これも見積もりによる金額でございます。 そして、公有財産購入費の根拠でございますが、これにつきましては、不動産については建物の一部だけを鑑定することはできないということで、鑑定士のほうからお話をいただきまして、現在の予算の根拠としては、株式会社ひめかゆの決算資料から貸借対照表の固定資産というところで計上されているものということで、積算をしたものでございます。工作物等についても同様にいわゆる簿価を基準としているものでございます。 それから、2点目の観光施設管理運営費の修繕でございます。これにつきましては、結構、数があるのですけれども、正法寺の休憩所の雨どい修繕、それから道の駅、これは藤橋のところの道の駅でございますけれども、道の駅交流館のブラインドと畳の修繕、それから越路スキー場のゲレンデ整備車の修繕、それからバンパーリフトのホイルタイヤ交換、ペアリフトの電気機器更新、それから種山高原星座の森の女子浴室給湯器の修繕、それからひめかゆスキー場の圧雪車の修繕、国見平スキー場の圧雪車の修繕という中身でございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉維持管理課長。 ◎維持管理課長(千葉政喜君) それでは、工事請負費で道路維持修繕工事と維持修繕工事(地区要望)とある件でございますが、まず最初に、道路維持修繕工事は通常の維持修繕となります。これは、市民からの苦情や、あとはパトロール等で指摘された部分についてとか、そういう部分につきまして通常的に使う予算でございます。 2行目にあります道路維持修繕工事(地区要望)というのは、毎年7月に、各振興会から地区要望を受けまして、それにつきまして、維持管理課のほうで、これはやらなければならないということで予算計上しているものでございます。 それで、今回の補正予算でございますけれども、当初予算で35カ所4,500万円承認されております。今回につきましては、6カ所500万円の予算要求をしております。というのは、当初予算要求でやっぱり予算が限られますので、調整された部分につきまして、今回、9月補正で要求するものでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 新田総務企画部長。 ◎総務企画部長兼行政経営室長(新田伸幸君) それでは、指定管理者制度のことについてご質問がありました。今年度から従前の財産運用課から行政経営室のほうに、この事務が移管になりましたので、私のほうから答弁をさせていただきたいと思います。 お尋ねの利用料金制によるご質問だったというふうに理解をいたしました。基本的には、指定管理者施設については、指定管理者の包括協定でもって、例えば施設等の具体の名称を示しながら、何を指定管理してもらうのかというふうなことを全て協定で明らかにしてございます。 その中で、例えば修繕等につきましても、基準30万円以上とか50万円以上というふうな部分については、例えば市のほうで修繕し、それ以下は指定管理者のほうでというふうな、施設のそれぞれ一定の金額ではなくて協議の上、基本的には決めさせていただくというふうな形になっているんですけれども、それも全て協定のほうに含んでおるというふうな状況です。 指定管理者が利用料金で収入した、例えば利益をもって、例えば建物に附属するような施設をつくるというふうな場合については、これはケース・バイ・ケースなんですけれども、基本的にはやはり建物の、要は所有者である市との協議を経てというふうな形になるのが通常であろうというふうに考えます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 12番廣野富男議員。 ◆12番(廣野富男君) 登記料、これ、保存登記ということなんですが、そうしますと、いわゆる未登記だったと、未登記だったのを今回保存登記すると。保存登記をするに当たって、これは市の所有ということで保存登記をされるというふうに理解していいのかどうかをお伺いしますし、衣川荘の測量をしますと、測量して、結局これも保存登記されるという理解でよろしいんですか、今回の補正の中身は、その点、お尋ねします。 こういうのというのは、今般、初めて出た案件なんでしょうけれども、この辺は市の所有物件で、こういうのはここだけなのか、まだ調査しないとわからなくて、後からぼろぼろ出てくるということは想定されるのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。 あと、その建物と地代、その簿価ということですが、そうしますと、これ、30年前ですか、ひめかゆが起こすのは、その30年前の簿価をそのままそっくりされたということですか。例えば、建物であれば、当然償却しているわけですから、簿価から減価償却分は30年分は引かれると思うんですが、その辺はどういうふうになっているのか、確認をさせてください。 観光施設については了解しました。 道路維持修繕ですが、当初、35件4,600万円、今回、6件で2,000万円、これは毎年こういうパターンなんでしょうかという確認です、私は。地区要望は、いつも当該年度じゃなくて、工事は翌年度計上されるというのが私のイメージとしてはあったんですが、改めて括弧書きにされて人目についたのは、その年でもこういうふうに補正対応してくれるんだねと、毎年こういうふうに対応していたんでしょうかねなんて、はてと思ったものですから、確認するところですが、今回、地区要望でこの6カ所、5カ所ですか、についてはそれなりの緊急性があった箇所だと、その理由についてお教えいただきたいと思います。 ○議長(小野寺隆夫君) 及川商業観光課長。 ◎商業観光課長兼ロケ推進室長(及川和徳君) まず、登記についてお答えをしたいと思います。 温泉施設ひめかゆと、それから衣川荘、これについては建物の保存登記を行いますし、衣川荘につきましては、土地の測量後に分筆の登記を行うということになります。ですので、所有権としては既に市の土地でございます。 それから、公有財産購入費の簿価でございますけれども、これを取得した取得価額があって、そこから減価償却をしていってと、何年経過で今幾ら残っていますと、その数字としては、31年3月の決算の数字を使用しているものでございます。ですから、取得価額とはまた異なるということになります。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 新田総務企画部長。 ◎総務企画部長兼行政経営室長(新田伸幸君) 今回のような事例が、あと本当にないのかどうかというふうなことでございました。本来であれば、今回のひめかゆの指定管理者制度を導入する時点で、本来はその権利関係をはっきりさせておくべきだったというふうに思います。 それで、ほかの施設にこういった同様の案件がないかどうかにつきましては、一度、私どものほうで、一応調査をかけさせていただきまして、まずはその実態を把握してみたいと。恐らくないのではないかと思いますけれども、念のための調査をさせていただきます。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉維持管理課長。 ◎維持管理課長(千葉政喜君) それでは、地区要望の関係の詳細についてご説明いたします。 この令和元年度の予算につきましては、平成30年度に要望があったものを次の年、元年度に予算要求しているものでございます。それで、予算要求した中で33カ所4,500万円が認められたものでございます。それで、今回はいずれ当初で調整された箇所につきまして、現地を調査しながら、ぜひここは必要だよねというところを、いずれ待避所とか、そういう緊急性のあるところを6カ所500万円計上させていただいたものでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 12番廣野富男議員。 ◆12番(廣野富男君) ありがとうございます。最後に1つだけ確認して終わります。 そうしますと、今回ひめかゆの部分については、保存登記あるいは不動産、機器類の取得をすると。これ、全て市の附属建物から何から一切、市の所有に確定されるといいますか、所有になるという理解でいいのか、再度確認して終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 及川商業観光課長。 ◎商業観光課長兼ロケ推進室長(及川和徳君) 施設の不動産部分としては、全て市の所有になるということでございます。 以上でございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 1番小野優議員。 ◆1番(小野優君) 1番小野です。 予算書22ページ、奥州ふるさと応援寄附イベント運営業務委託料について、どんな内容なのか、また、この補正で上がった部分に関して内容をお聞きします。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地元気戦略室長。 ◎ILC推進室長兼元気戦略室長(菊地厚君) ふるさと応援イベントに関するご質問でございました。 このイベントは、ふるさとチョイスというふるさと納税のサイトの中では5割以上を占める非常に有効なサイトなんですが、そこを運営するトラストバンクという会社のほうで、有楽町にある店舗で特定のまちのふるさと納税の商品とか、それから地域の特産品とかを職員と一緒に紹介していただけるイベントでございます。これにつきましては、なかなか希望が多くて、今回、奥州市がとれたのも、3市町が競合した中で抽選でとれたと。その中で、当初11月26日からということで4日間とったわけですけれども、トラストバンクのほうからあと2日間利用できますというお話をいただいたので、この機会にぜひここで宣伝を強めようということで、当初4日間だったものを6日間に延長して、今回、旅費と委託料それから賃借料等を要求させていただいたものでございます。 それから、奥州ふるさと応援寄附のイベント運営の業務委託料の中身ですが、4日間分、JA岩手ふるさとさんによる前沢牛とか奥州牛とかの焼き肉の試食販売、それから岩手の岩谷堂箪笥さんの実演とか、それからいろんな工作を一緒にやるというようなイベント、そういったものもお願いしておりますし、6次産業化の方々と一緒に、うちのほうのふるさと納税の係と一緒になって奥州市を売り込んで行こうということで、今回追加で2日間分、要求させていただいたものでございます。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 1番小野優議員。
    ◆1番(小野優君) ありがとうございます。 関連しまして、現時点でわかる今年度の応援寄附の金額というものが、もしわかる範囲で結構ですので、よろしくお願いいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 菊地元気戦略室長。 ◎ILC推進室長兼元気戦略室長(菊地厚君) 寄附の状況でございますが、ことしの6月から国のほうで基準といいますか、ふるさと納税は基準というのはなかったんですが、ことしの9月からは返礼品は3割以内にしなさいとか、ふるさとの物品にしなさいというような基準が示されました。その発表がある以前、2月から3月、4月、5月、この期間に国の方針とはそぐわないような形での寄附の返礼品を行った自治体もございました。 そういった中での駆け込みというのがありまして、平成31年度、令和元年度においてどのくらいの影響が出てくるのかと、むしろ少なくなるんではないかというような心配もあって今、行っているところでございますが、幸いにして4月から8月までにおいて、奥州ファンとして奥州市のほうにご寄附いただいた方は、4月から8月まで、前年より3,500人多いと、それから寄附額にしては、4月から8月までの間で7,000万円、前年度より多いという形になっています。 ただ、先ほど申しましたように、駆け込み需要の部分の率がありまして、4月から8月、実際、全体の年間の中で、ふるさと納税の中で占める割合というのは2割程度です。実際の勝負は、10月、11月、12月、1月、ここで大体6割から7割方のご寄附をいただいているというのが実情でございますので、こういった中でただいま申し上げましたようなふるさとチョイスのイベントとか、いろんなイベントをこの需要のある、申込みが増える時期に行って、ぜひ前年度以上の実績を出していきたいというように頑張ってまいりたいと思っています。 以上です。 ○議長(小野寺隆夫君) 28番佐藤郁夫議員。 ◆28番(佐藤郁夫君) 2点、質問いたします。 38ページの公有財産の購入費でございますが、端的に言って、これは何のために市が取得をするのかと、これ、端的にお聞きをいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 千葉商工観光部長。 ◎商工観光部長(千葉典弘君) お答えとしては、現状2つあるかと思います。 短期的には、ただいま申し上げましたとおり、本来の公の施設としての一体的管理のために早急に対応するもの。もう一つは、この先、将来的に譲渡を見据えた上で、しっかり権利関係を確保しておいて、安心して譲りたいということでございます。2つです。 ○議長(小野寺隆夫君) 28番佐藤郁夫議員。 ◆28番(佐藤郁夫君) わかりました。 その2つ目でございますが、将来的には、いわゆる譲渡だということを見越しているということでございますね。そこはそういうことだと理解しました。それでよろしいですね。 それから、公募はいつからなされるか、お聞きをいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 及川商業観光課長。 ◎商業観光課長兼ロケ推進室長(及川和徳君) 公募の時期でございますけれども、現時点でいつからということで決まっているところはございません。今後も、住民の方への説明、あるいはお話をお聞きするという機会を設けまして、それでそのお話を聞きながら、あるいは譲渡の条件に影響するようなこともあるかもしれません。それを踏まえまして、公募の時期を定めたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 28番佐藤郁夫議員。 ◆28番(佐藤郁夫君) 私がなぜこれを聞くかということは、2回、3回と全員協議会で全部説明をされております、このことは、日程的なことは別として。 それで、あとは金曜日でしたか、木曜日か、25番今野裕文議員と市長の一般質問でのやりとりも聞いていまして、そこがなかなか、がちっと合わないなという感じはいたしております。 それから、私、たまたまですが、産業経済常任委員会に所属しています。そこで陳情が出されました。それで、私からすると、実は、ええっという感じがしたんです。したがって、ここではあえて申し上げません、あえて申し上げませんから、ですが、出されたことに対して、私は意外だったなというふうに感じました。 それで、結果として、委員会で全会一致で採択されました。しかし、本会議で採択されなければ、これは採択されませんから、どうのこうのは言いませんが、そのときにいろいろ意見というか、陳情者からいろいろ話が出ました。したがって、これは市長に陳情の話はもちろんいいですから、5日のやりとりの段階で、かなり私の感覚からすると説明をきちっとしないと、ちょっとこれは納得されないなというふうに私は思いました。 したがって、市長も25番今野裕文議員の質問に対しては、私はそういうふうに受けとめましたが、ここを市長にもう一度お聞きをしたいということでございます。 ○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) 25番議員に、私はクリアにお話をしたつもりでありますが、28番副議長はよく理解できない部分があるので確認のため、私としての意見をもう一度お話しせよというご質問だったということでありますので、あえてもう一度同じことを申し上げます。 ひめかゆの件ということでご質問があった25番議員のお話においては、今回の公有財産の取得云々とは全く別で、ちゃんとご説明をして、ご理解をいただいた上で公募に付すと。要するに、その前提をちゃんと説明するということをまず第一義に行った上でということをお話をさせていただいたというふうに記憶しておりますので、同様な同じ記憶をもって同じことをお話しさせていただきました。 ○議長(小野寺隆夫君) 28番、まとめてお願いします。 ◆28番(佐藤郁夫君) そこはわかりました。常任委員会で出たことは省略しますが、不安感を持っているという意味なんです、だと私は理解しました。したがって、それを十分に説明して公募に付すということの確認だと、今の答弁はそういうことでよろしゅうございますね。 ○議長(小野寺隆夫君) 小沢市長。 ◎市長(小沢昌記君) はい、そのようにご理解いただいてよろしゅうございます。 ◆28番(佐藤郁夫君) 終わります。 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第14号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。 25番今野裕文議員。 ◆25番(今野裕文君) 25番今野です。 議案第14号、令和元年度奥州市一般会計補正予算(第4号)に反対をいたします。 その理由は、ただいま質疑の焦点にありましたが、7款1項1目商工総務費の公有財産購入費にかかわって、市長の答弁は信用したいというふうに思いますが、本予算計上は早急に公募をかけるために計上されたものだというふうに私は考えております。 以上の点から、この予算については認められないと考えますので、反対をいたします。 ○議長(小野寺隆夫君) 26番渡辺忠議員。 ◆26番(渡辺忠君) 私は、この議案第14号の令和元年度奥州市一般会計補正予算(第4号)につきまして、賛成の立場で討論いたします。 いろいろ各議員からご意見等ありましたが、私はこの補正予算は、いろいろひめかゆ等の問題もありますが、いずれ年間16万人あるいは17万人の方々が、ひめかゆだけではなく周辺の設備、そしてまた、スキー場も各地区にございます。採算が合わないということは、いろいろ話にはありますが、ただ、行政としては今まで努力されながらいろいろ取り組んでまいりました。特にも、ひめかゆ周辺の設備につきましては、カヌーのジャパンカップ等、これから大いに利用される見込みもございますし、最近は平泉あるいは一関のほうからもお客さんが見えているという話も聞いております。 したがって、これは廃止ではなく、今後、問題点を改善しながらしっかりとした対応を考えるときに、このサービスされる施設は存続すべきものと、そういう観点から私は賛成の立場をとります。 さらに、いろいろご意見がありますが、それらは現地の状況と経営の内容をみんなでアイデアを出しながら検討する、そのことがまず私は大事であると思います。ただ廃止とか、そういうのではなく、ひめかゆだけではなく、市内に温泉、スキー場、赤字ながらも関係者が努力してやっております。その辺を我々議員は、やはり知恵を出し合い、そして努力されるように支援するものだと、そう思いますので、そういう観点から私は賛成の立場をとります。 ○議長(小野寺隆夫君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○議長(小野寺隆夫君) 起立多数であります。よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第16、議案第15号、令和元年度奥州市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第15号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第15号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第17、議案第16号、令和元年度奥州市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第16号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第18、議案第17号、令和元年度奥州市介護保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第17号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第19、議案第18号、令和元年度奥州市下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第18号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第20、議案第19号、令和元年度奥州市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第19号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第21、議案第20号、令和元年度奥州市浄化槽事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第20号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第22、議案第21号、令和元年度奥州市米里財産区特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第21号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第23、議案第22号、令和元年度奥州市水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第22号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第24、議案第23号、令和元年度奥州市病院事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提出者の説明は終わっておりますので、直ちに質疑に入ります。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 質疑なしと認めます。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第23号は、会議規則第38条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、委員会の付託を省略することに決しました。 討論ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) 討論なしと認めます。 これより採決いたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、議案第23号は原案のとおり可決されました。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 日程第25、議案第24号、平成30年度奥州市一般会計歳入歳出決算認定についてから、日程第36、議案第35号、平成30年度奥州市国民宿舎等事業会計決算認定についてまでの12件を一括して議題といたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております平成30年度決算認定議案12件は、議長を除く議員全員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、本件は議長を除く議員全員をもって構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。 お諮りいたします。決算審査特別委員会における審査は、来る9月19日までに審査を終えるよう期限を付したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、そのように決しました。 なお、特別委員会委員長等互選のための会議は、本日の本会議終了後、議場において開催されますようお願いいたします。----------------------------------- ○議長(小野寺隆夫君) 以上をもって本日の日程は全部終了しました。 委員会開催等のため、明9月10日から25日までの16日間休会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野寺隆夫君) ご異議なしと認めます。よって、9月10日から25日までの16日間休会することに決しました。 次の会議は、9月26日午前10時から開くことにいたします。 本日はこれをもって散会いたします。 ご苦労さまでした。     午後3時8分 散会...